官房長官、レールガンや敵基地攻撃能力の保有を含め、あらゆる選択肢を検討
松野博一官房長官は12日の記者会見で、北朝鮮が極超音速ミサイルや核ミサイル技術の開発を加速させていることに対し、極超音速兵器も迎撃可能とされる「レールガン」(電磁砲)をはじめとする最先端技術の導入も含め、防衛力の強化を急ぐ考えを示ました。
政府の分析では、11日に北朝鮮が発射したミサイルは変則軌道を描き、最高速度マッハ10で飛行。松野氏は「核ミサイル関連技術の著しい発展はわが国および地域の安全保障にとって看過できない」と指摘した。
極超音速ミサイルは現状のミサイル防衛を無力化するともされ、松野氏は「レールガンなどの最先端技術も選択肢に入れ、防衛省においてしっかりと検討していく」と説明した。防衛省は来年度予算案に65億円を計上するなどして、5年後以降の試験運用を目指している。
11日に北朝鮮より発射されたミサイルの影響を受け、日本の安全保障上看過出来ないとして松野官房長官が動きました。
レールガンは電磁力で砲弾を射出するため、爆薬で砲弾を飛ばすよりも高速で撃つことができ、連射も可能な兵器で、200キロの長射程射撃が可能かつ、極超音速兵器を迎撃する上で有効性があるとされています。
さらに、他の迎撃手段よりも軽量かつ低価格で装備できることもあり積極的に導入、開発を進めています。
日本の安全のためにも他国のミサイルなどの驚異から自衛できる術を早急に準備する見込みです。