岸田首相、経済回復を目指し布製マスクの廃棄




2020年春に、新型コロナウイルスの流行によるマスクの不足を解消するため、安倍元首相がすべての世帯に2枚ずつ配った布マスクによって、マスク不足に対して一定の効果を得ていました。

その中で日本の新型コロナウイルスの緩和に伴って、マスクの製造や流通が回復したため、岸田首相は布製マスクの廃棄する考えを述べました。

岸田総理は、今夜行われた記者会見で、政府が去年、新型コロナウイルス対策として全国の世帯に配布した布マスクいわゆる“アベノマスク”について、引き取りの希望のない“マスク”は年度内をメドに廃棄する考えを表明しました。

岸田首相
「政府が布製マスクを全国民に配布するとしたことで、その後、製造・流通が回復し、いまではマスクの不足に対する心配は完全に払しょくされるなど初期の目的は達成された。その後、政府は5億枚を超える高性能マスクの備蓄を保有しており、いざという事態に十分対応出来る状況になりました。財政資金効率化の観点から、布製マスクの政府在庫について、ご希望の方に配布し有効活用を図った上で、年度内をめどにで廃棄する指示をしました」

“アベノマスク”をめぐっては、マスクの保管費用が膨大であることから速やかな処分を求める声が上がっていたほか、きょうの国会で岸田総理が“在庫のおよそ15パーセントが不良品”であることを明らかにしていました。

また、岸田総理は会見の中で、新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」の感染者の濃厚接触者について、指定の施設で14日間の待機を求める停留措置をとると発表。「全ての国内感染者についてオミクロン株の検査を行い早期探知を徹底する」と強調しました。

引用元 【速報】“アベノマスク” 年度内メドに廃棄へ 岸田首相が表明

布製マスク在庫を有効活用したうえで、年度内に廃棄する判断は、費用対効果の観点から適切な方策を検討されたのではないでしょうか。

新型コロナウイルスの感染拡大を抑えられている状況の中で、経済回復に取り組む岸田首相の今後の行動に期待したいと思います。





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