『立民は批判ばかり』と言っているのはマスコミだけではありません。。。各方面からも同様の反応が出ています。。。
立憲民主党の代表選が行われていますが、各候補者とも『批判ばかりの立憲民主党』ということを気にしている様子です。批判だけではなく、政府の法案にも賛成していると各候補者は訴えています。
ですが、今までマスコミで報道されてきた立憲民主党の姿勢は、あまりにも強烈なものがあり、岐阜新聞の特集では、人々が立憲民主党に持つイメージが浮き彫りになりました。
その新聞の報道によると枝野衆議院議員ら前執行部の残した負の遺産はあまりにも大きいものです。新代表がまず取り掛かるべき課題は、前執行部の路線からの脱却なのではないでしょうか。
批判ばかりの立憲民主党?
立憲民主党に所属する国会議員が国会で舌鋒鋭く政府を批判する姿が数多く報道されてきました。選挙前から『批判ばかり』のイメージを払拭しようと懸命だった立憲民主党ですが、長年に渡って植え付けてきたイメージがそう簡単に変わる訳がありません。
こうした立憲民主党のマイナスイメージを払拭するよう代表選に求めたのが、大阪府の吉村知事です。吉村知事は代表選に際して次のようなコメントを発しています。
吉村知事は「他党のことなので特にコメントはない」としながらも、「立憲民主党もとにかく何でも反対、とにかく批判、官僚をつるし上げる、スキャンダル追及…そういったことから脱却してもらいたい。自民党、与党が非常に強いので、われわれ維新としては自民党と勝負できる野党を目指していきたい」と思いを明かした。
引用元 吉村知事 立憲民主に「何でも反対、批判から脱却してもらいたい」代表選告示で
この吉村知事の発言は誰もが思っていることではないでしょうか。
このイメージが定着してしまった原因は、もちろんマスコミ報道が大きな要因だと思いますが、蓮舫参議院議員は前執行部では代表代行として広報を担当していました。
積極的に蓮舫議員が情報をSNSで発信していましたが、それが決してプラスの方向に進んだ訳ではなかったのではないでしょうか。。。
こうした立憲民主党のイメージを持っているのは、政治家だけではありません。
地方紙の特集でも明らかになった立憲民主党のイメージ。。。
立憲民主党が必死に『批判だけではない』と主張しても、そのイメージはしっかり定着している様子です。
岐阜新聞が代表選告示後に特集記事を配信しています。その中身を見れば、立憲民主党が有権者にどのように見られているのかよくわかるものでした。
「政策提案をする姿勢、国民目線が足りない」と指摘するのは美濃加茂市の女性(39)。「自民党を批判してばかりで、国民のために何をどう良くしようとしているかが伝わってこない」と続けた。選挙期間中、立民候補の演説を聞いたというが、「何がダメでどう変えたいのかが分からなかった」と辛辣(しんらつ)だ。安倍政権の森友、加計学園問題を念頭に「スキャンダルを徹底的に追及することを多くの国民が望んでいると思っているのなら、それは違うと選挙の結果が明らかにしている」と断じた。
中略
加茂郡七宗町の会社員男性(48)は「重要法案の細部の議論への参画を望む。反対ではなく与野党が歩み寄れる法案作りを」と願った。関市の自営業男性(59)は「自公政権に対して国民が納得できる代替案を出し、真っ向から戦うべきだ」と対案の提示を求めた。
引用元 立民新代表に望むこと「対立軸明確に」 自民批判や不祥事追及ばかり/野党共闘は数の論理にすぎず
このようなイメージを払拭できない限り、立憲民主党が今後も議席を伸ばすことは難しいのではないでしょうか。
そしてその立憲民主党のイメージを作り上げたのは、紛れもなく前執行部の方々です。新代表は、『民主党』のイメージを払拭することに加え、このようなイメージを払拭する必要に迫られています。
行政監視が野党の役割というのは理解できます。ですが国民が求めていることを行った上での行政監視なのではないでしょうか。