立民県連支援の仙台市長、五輪無観客開催を求めるも七夕祭りは決行の謎。。。市長選に向けたアピールなのでしょうか。。。
東京五輪の一部無観客開催が決定し、首都圏の会場では東京五輪を直接観戦する機会は失われました。首都圏以外の会場では観客を入れる場所もあり、観戦に行く人には会場を盛り上げてもらいたいと思います。
観客を入れる会場を抱える宮城県では、仙台市長が無観客開催を求め始めました。新型コロナウイルスの感染拡大を懸念してとのことですが、それなら仙台市の郡市長は、何故七夕祭りを開催するのでしょうか。
7月18日に告示される仙台市長選を狙ってのアピールなのでしょうか。もしそうなら、さすが立憲民主党県連が支援する候補者だけのことはあります。パフォーマンスに惑わされてはなりません。
仙台市長が無観客開催を主張し、村井知事を攻撃。。。
東京五輪を直接みることができる貴重な機会をめぐって仙台市長が暴走しています。宮城県で開催されるサッカーについて、無観客を要求していますが、宮城県の村井知事は、予定通り有観客で行う姿勢を示しています。
村井知事は、宮城県内では:現在プロ野球やJリーグ、コンサートなどのイベントが行われているとした上で、「オリンピックを楽しみにしている人が観戦できないのは極めて不平等だ」と述べました。また、宮城スタジアムで試合が行われる6日間のチケット保有者のうち、首都圏の1都3県の人は10%程度にとどまり、半数が宮城県、全体の7割から8割が東北地方の人であることを明らかにしました。その上で「宮城は有観客で注目を浴びることになった。東日本大震災からここまで復興したということを世界に発信したい」述べました。
引用元 宮城・村井知事 五輪サッカー観客受け入れ「予定通り」 震災からの復興を世界に発信したい
村井知事の言う通り、東京五輪以外のイベントは開催されています。東京五輪だけを無観客開催にする必然性は全くありません。
それにも関わらず、郡市長は、「仙台市を経由しての移動、滞在が予想」されていることを根拠に無観客開催を求めています。
この郡市長の主張は、本当に新型コロナウイルスの感染拡大を恐れて言っているのかは眉唾ものです。なぜなら仙台市では規模は縮小するそうですが、七夕祭りの開催が予定されているからです。
東京五輪はNGなのに七夕祭りは開催?
仙台と言えば七夕祭りが有名ですが、昨年は新型コロナウイルスの影響によって中止になりましたが、なんと今年は開催する方針です。
仙台七夕まつり(8月6~8日)を主催する仙台七夕まつり協賛会は2日の役員会で、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、規模を大幅に縮小して開催することを決定した。昨年の戦後初の中止を経て2年ぶりの開催となるが、県境を越えた移動を抑制するため、宮城県外からの来場自粛を呼び掛ける。
仙台青年会議所も同日、前夜祭「仙台七夕花火祭」(8月5日)を打ち上げ時刻や場所を公表せず、仙台市内の複数箇所で5分程度、無観客で行うと発表した。
引用元 【更新】仙台七夕、2年ぶり縮小開催 花火は分散・無観客
県外からの来場を自粛については自粛を呼びかけるとのことですが、その効果はあるのでしょうか。
村井県知事は、チケット保有者の1割程度が首都圏在住と語っていました。上限1万人なら、約1000人が首都圏からの訪問ということになります。
JR東日本が公表している2020年度に定期外で、仙台駅から新幹線に乗車した人の1日平均は8155人です。観戦予定の約1000人という人数は、1日平均乗車数と比べて圧倒的に少ない人数であることは明白です。しかも、チケット保有者なら万が一感染者が出た場合には追跡が可能です。
一方、郡市長を開催しようとしている七夕祭りはどうでしょうか。県外からの来場自粛の要請をして、それで安全・安心が担保できるのでしょうか。マスコミが報じる休日の人出を見ていると来県自粛要請に効果があるとは全く思えません。更に、感染者が出た場合、東京五輪と異なり追跡することは不可能です。
郡市長が東京五輪は無観客開催、七夕祭りは決行というダブルスタンダードを採る理由はただ一つ、今月告示される仙台市長選を意識しているからに他なりません。
七夕祭りはいわば仙台市の伝統行事です。これを2年連続で中止すれば票が減るとでも思っているのでしょう。
その郡市長の魂胆を、村井知事は見透かしているはずです。村井知事には選挙目当ての市長を相手にせず、是非有観客で貴重な機会を提供してもらいたいと思います。