枝野代表は利用するだけ利用して日本共産党を捨てる?なぜ『決定的に違う』のに協力するのか理解不能です。。。


衆議院議員総選挙に向けて、各党準備を整えていることと思います。ここで気になるのが左派政党に分類される立憲民主党と日本共産党との関係です。

日本共産党は立憲民主党に秋波を送り続けており、立憲民主党との間では選挙協力をしてきました。立憲民主党の枝野代表も4月に実施された衆議院議員の補欠選挙、参議院議員の補欠選挙・再選挙の結果を受けて日本共産党の志位委員長に感謝を伝えていました。

いわば運命共同体になっている立憲民主党と日本共産党ですが、枝野代表が日本共産党とは『決定的に違う』点があると主張し始めました。

決定的に違うことがあるなら、選挙協力をしない方が多くの有権者の理解を得られるのではないでしょうか。票は欲しいが日本共産党とは違うと枝野代表は言いたいようですが、枝野代表の姿勢は、日本共産党はもちろん日本共産党の支持者に対しても失礼極まりないものです。

『枝野政権』の夢をみるのは枝野代表だけではなかった。。。

枝野代表は衆議院議員総選挙を前にして、度々『政権交代の選択肢』として有権者に認めてもらうと力説してきました。国会論戦を見ている人はお分かりだと思いますが、立憲民主党は政権交代の選択肢の器がありません。

それにもかかわらず夢物語を語る枝野代表ですが、その心強い支援者が日本共産党です。日本共産党の志位委員長は、今年の春には、『枝野代表を首相にする』と語っていました。

共産党の志位和夫委員長が2月19日発行の週刊誌「週刊金曜日」のインタビュー記事の中で、立憲民主党の枝野幸男代表を首相にするために協力すると明言したことが、永田町でちょっとした話題を呼んだ。なりふり構わず立民にすり寄る共産だが、もともと左派色が強い立民としては、共産が持つ票は欲しくても、「左」の色合いがこれ以上強まるのは避けたいという思いもある。共産の「ラブコール」に対し、心境は複雑なようだ。
引用元 「枝野代表を首相にする」 共産・志位氏が激白 立民の思いは複雑

志位委員長の発言は枝野代表にとって心地よかったに違いありません。選挙協力を通じて『運命共同体』を形成してきたとの思いが志位委員長にはあったのかもしれません。

このような日本共産党の想いを、枝野代表は無下にする発言を行いました。

『決定的に違う』と主張する枝野代表。。。誰もが一体と思っていますが。。。

枝野代表が描く夢物語を唯一支えてくれている日本共産党に対して枝野代表は非礼極まりない発言を行いました。

立憲民主党の枝野幸男代表は31日の記者会見で、新型コロナウイルス対策など個別政策での共産党との連携に前向きな姿勢を示す一方、共産と連立政権を組む可能性については否定的な見方を示した。「日米安全保障条約や天皇制などに対して決定的に考え方が違う」と述べた。
中略
共産はかねてより立民に「野党連合政権」を呼びかけているが、立民の支持団体の連合や国民民主党は共産の連立政権入りに強く反対しており、立民内でも反対論が強い。
引用元 立民・枝野氏、共産とは「日米安保や天皇制で決定的に違う」

枝野代表の発言はわかりやすく言えば選挙で『票は欲しい』が政権を一緒に『組むのは嫌』ということです。

枝野代表の発言を聞いて、ご都合主義も甚だしいと思った人は多いのではないでしょうか。このような言動は、唯一の味方にして運命共同体の日本共産党とその支持者に対して非礼としか言いようがありません。

枝野代表はわかっていないのでしょうが、多くの有権者は立憲民主党と日本共産党は一体だと思っています。いまさら『違う』と言っても手遅れに他なりません。

運命共同体の日本共産党が離れた場合、立憲民主党がどうなるのか枝野代表はお分かりではないようです。日本共産党が離れたら、立憲民主党に待っているのは『消滅』以外の何物でもありません。

枝野代表が、日本にとって百害あって一利なしの立憲民主党を終わりにする覚悟で言っているなら賛同したいですが、そうでないなら日本共産党、そしてその支持者にとって失礼です。

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