東京五輪の中止を求める署名活動。。。その思惑は政治的なもの??スポーツに政治を持ち込むのは許されません。
東京五輪を中止にしたい人達がインターネットを利用した署名活動をはじめました。
『署名活動を行って賛同を求める』この行動自体は理解できるものですが、東京五輪はスポーツによる平和の祭典です。その場に政治的な思惑を持って署名活動をすることは許されることではありません。
その東京五輪の中止を求める署名活動について、政治評論家の竹田恒泰氏が重要な指摘をしていました。
突然開始された東京五輪の中止を求める署名活動。。。
このネット署名活動を開始したのは日本弁護士連合会の会長を務めた経験もある宇都宮健児氏です。
東京五輪・パラリンピックの開催中止を求めるオンライン署名が、8日午前0時時点で24万筆超集まった。呼び掛けたのは元日弁連会長の宇都宮健児氏(74)。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからないままの大会実施は「『平和の祭典』であるはずの五輪の理念から大いに逸脱する」などと訴えている。
引用元 「東京五輪中止を」24万筆超 コロナ下開催に不安の声―オンライン署名で
この署名活動については、日本共産党の志位和夫委員長も賛成する投稿をしています。
志位委員長も賛同する姿勢を見せているこの署名活動ですが、マスコミがあえて指摘していないことがあります。
それが署名活動を始めた宇都宮氏のこれまでの動きについてです。この点を評論家の竹田恒泰氏がわかりやすく指摘していました。
竹田氏が指摘する署名活動の政治的な思惑。。。
署名活動が自然発生的に行われているなら、それは民意の現れ方の1つとして受け止めるべきでしょうが、署名活動を開始したのは宇都宮氏です。
2020年には東京都知事選挙に立候補したため、宇都宮氏の名前は多くの人が耳にしたことがあるはずです。
宇都宮氏は、東京都知事選挙で、立憲民主党、そして日本共産党らが擁立した野党統一候補です。
この点を踏まえて竹田氏は、この署名活動の政治的な思惑について指摘しています。
――署名の開始時期は異なるが、宇都宮氏より集まった票数は少ない(12日時点で宇都宮氏が約33万3000筆、竹田氏は約5万5000筆)
竹田 宇都宮氏は組織的にやっている。毎回共産党に担がれて、東京都知事選に出ている人だから。共産党は幹部がこぞって「五輪をやめろ」って言っているし、共産党の人たちが組織的に活動している。それに対して私は1人でツイッターや自分の番組で言っているだけだから。中止って言うのは盛り上がりやすい。現状維持が賛成なので、その人たちはわざわざ活動や署名活動はあまりしない。だから数で争おうとしたら大変不利な状況だが、こちらの目的としては賛成の数が一定数いるんだぞと伝えること。
――宇都宮氏には「政治的思惑があるのでは」との声も聞かれる
竹田 今回の活動で宇都宮氏に寄付金は集まるし、次の選挙で有利になる。非常に政治的な思惑、利権が絡まっている。正しいことを言うならまだしも、間違えたことを吹聴しているから、非常に害が大きいと思う。
引用元 竹田恒泰氏 五輪中止署名の宇都宮氏は「筋違い」「寄付金集まる」
竹田氏のいう通り、宇都宮氏は東京都知事選挙がある度に名前が挙がる人物です。竹田氏が指摘しているように、日本共産党が組織的に活動しているなら、日本共産党のトップの志位委員長が署名に賛同する内容の投稿をSNSにするのも頷けます。
宇都宮氏のことを知らない人からすれば、中立的な立場の人が署名活動を開始したと思うのでしょうが、実際のところは政治的な思惑が満ち溢れているということです。
言わずもがなですが、東京五輪はスポーツの祭典です。その場に政治的な思惑を持ち込むことは、誰もが嫌悪感を持つはずです。
このような署名活動に賛同する場合には、こうした事実認識と開始した人物の確認が必要不可欠です。