
石破首相辞任で野党党首らが「党内抗争が長すぎた」「国会を召集して議論を」とコメントですが、一部の左派系議員らは「残念」
石破首相の辞任表明を巡り、世論は騒然となっています。
「既定路線だ」という意見もあれば、「もっと居座るかと思ってた」といった意見がSNSで投稿されていました。
野党の反応も同じく注目されていますが、中でも一部の野党議員が首相辞任を「残念だ」と惜しむ意見を述べていることが話題となっています。
左派系議員らが石破首相辞任を「残念」
石破首相の自民表明を受け、主な野党党首のコメントです。
間違いなく党内抗争が長すぎたのではないでしょうか。物価高対策、これは急がなければならないので、それらを含んだ今年度補正予算案を早く出してきちんと審議をする」(立憲・野田代表)
「可及的速やかに、その政治空白を作らずに新しい体制を決め、そして国会を召集して議論をしていくということが肝要かと思います」(維新・藤田共同代表)
「連立の話は選挙区の問題も出てくるので簡単ではないと思うので、当面、まずは政策ごとに協力できるかできないかということを判断していくことになろうかと」(国民・玉木代表)
引用元 石破総理の辞任表明うけ 野党「速やかに臨時国会召集を」
立民の枝野氏は「予想どおりの大山鳴動して鼠一匹」「自民党が、一日も早く党内抗争でなく「政治」に戻ってくることを強く望みます」と皮肉を語っていました。
皆さん大体は「自民党の党内抗争により政治空白が続いた」という意見で一致されているようですが、中には石破首相辞任を残念がっている意見もありました。
社民党の福島瑞穂党首は8日、X(旧ツイッター)に「正直とても残念」と投稿した。首相による8月の広島、長崎での原爆慰霊式典のあいさつに触れ、「石破首相は本を読み、広島、長崎のスピーチでも自分の言葉で語った」と評価。「石破首相だから参院選に負けたわけではない。自民党だから負けた」と主張し、「石破首相後が心配。社民党は立憲野党と力合わせて政治を変える」と強調した。
立民の藤原規真衆院議員は7日、Xで「党内の怨念により葬り去られる前に、できることがあったはずだ」「腹を括れば何個かは実行できたのではないだろうか。無念だろう。私も後味が悪い」と惜しんだ。藤原氏は6月の東京都議選で共産党候補の応援演説を行い、小川淳也幹事長から注意を受けた。
同党の小西洋之参院議員は8日、Xで、立民に対する批判に答える形で「石破総理が辞任して高市総理などが誕生するのは国民国家にとって最悪の事態になるという危機感から、参院選以降、石破総理の問題について本質的批判は控えていた」と説明した。
国会議員ではありませんが、政治学者の山口二郎法政大教授もXで「自民党を分解に追い込む千載一遇の好機だったのに。石破首相の使命感がどこに向いたのか。結局自民党の延命が最優先だったということか」と悔やんでいたと言います。
主に左派の方々が石破首相辞任を残念がっているようです。こういった左派の方々が支持する自民党総裁なら辞任もやむを得ないでしょう。
ネット上では特に山口氏の意見が注目されているようで、参院選で大敗を喫した敗戦の将であるにもかかわらず、このところの内閣支持率の上昇の異変については、「腑に落ちた」というコメントがあがっています。
山口氏が考えているのと同じような考えの方々が、世論調査を操作していたのでしょうか?だとしたら世論調査ではなく世論操作ですね。場合によっては鵜呑みに出来ないことがよく解りました。
これまで注目を集めていた石破首相に進退についてですが、これでやっと決着となったようです。あとは早期に新総裁を決め、党内をまとめ上げこれまで停滞していた政治を進めていって欲しいです。
