徴用工訴訟は「残念」。GSOMIA破棄は「日本側に問題の根底がある」。まるで韓国の報道官のような石破氏。石破総理が誕生すると日本は従韓国家に成り下がるのか?
マスコミの世論調査では、「ポスト安倍」の最有力となっている石破茂元幹事長。
マスコミは、世論が石破氏を望んでいると誘導したいようですが、自由民主党党則6条及び総裁公選規程により、党所属の国会議員・党員・自由国民会議会員・国民政治協会会員による公選が原則です。
いくら左派マスコミが騒いだところで、石破氏の大臣時代の実績の無さや、幹事長時代の地方選の連敗という汚点は消せません。
そして、他人事のような政権批判。なにをもって石破氏を総理大臣にしたいのか意味不明です。
その証拠に、石破氏は韓国の徴用工訴訟について、「本当に総理候補なのか?」と思ってしまうような発言を過去にしていました。
石破氏、ソウルの地で総裁候補としてはありえない発言
韓国ソウル市内で行われたフォーラムでの石破氏の発言を産経新聞が報じました。
自民党の石破茂元幹事長は18日、ソウル市内で開かれたフォーラムで基調演説し、最近の日韓関係に触れ「(先の)戦争中の朝鮮の人々の雇用をめぐる韓国最高裁判決は日本人にとって大きな驚きをもたらした。海上自衛隊の船が海自の旗を掲げて入港することを拒否され、(韓国を)訪問を実現できなかったことは残念だった」と述べた。
また「文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、就任前に日本との関係で(歴史と安保・経済を切り離す)『ツートラック(外交)』を提唱した。領土であり歴史であり日韓の主張が交わらないことにとらわれて、取り組むべき問題について対話や会議ができないことは、文氏は残念だと思っているだろう」と指摘した。
日本国民としては「驚き」「残念」よりも「遺憾」の表明を期待した人も多かったと思います。「ポスト安倍」を狙うのならなおさらです。百歩譲って、ソウルという地を考えても「抗議する」くらいは言って欲しかったところです。
まず、時期総理大臣候補がこのような発言をしたことで、これを聞いた韓国の人達は、「日本はまだ寄り添う気がある」と感じるのではないでしょうか。
それは、石破氏が総理大臣になったら、韓国の日本への暴走に歯止めがかからないことを意味します。
実際に韓国のGSOMIA破棄を巡り、石破氏は韓国側に立ったような意見を述べていました。
石破氏、GSOMIA破棄は「日本側に問題の根底がある」?
産経新聞は石破氏のブログから、石破氏が韓国のGSOMIA破棄についてどう思っているかを紹介しました。
自民党の石破茂元幹事長は23日付の自身のブログで、韓国政府が日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄を決めたことについて、「日韓関係は問題解決の見込みの立たない状態に陥った。わが国が敗戦後、戦争責任と正面から向き合ってこなかったことが多くの問題の根底にあり、さまざまな形で表面化している」と分析した。
石破氏は、明治維新後の日韓関係を再考する必要性を強調し、「(ナチス・ドイツの戦争犯罪を裁いた)ニュルンベルク裁判とは別に戦争責任を自らの手で明らかにしたドイツとの違いは認識しなくてはならない」とも指摘した。
驚くことに、石破氏の認識では、GSOMIA破棄を含め、日韓関係の悪化の原因は日本にあるそうです。
GSOMIA破棄の発端は、輸出管理の強化でありまして、石破氏はこの輸出管理も韓国が主張する輸出規制と捉えているのでしょうか?
また、敗戦後の戦争責任といいますが、石破氏は日韓併合ではなく、日本が侵略して韓国を植民地にしたと思っているのでしょうか?ナチス・ドイツの戦争犯罪と同列にしていることがその証拠です。これも韓国の主張とまるで同じです。
石破氏は2017年に、慰安婦問題を巡り、韓国紙に「納得得るまで日本は謝罪を」と述べたと報道されましたが、石破氏は「『謝罪』という言葉は一切使っていない。『お互いが納得するまで努力を続けるべきだ』と話した」と、否定しました。(参考;産経新聞)
石破氏は、言った言わないを問題視しているようですが、努力するも何も日韓合意で解決済みの問題をこれ以上どう努力するというのでしょうか?
すなわち、石破氏の中では慰安婦問題も解決済みではないということになります。これも韓国文政権と同じ主張です。
もし、文大統領&石破総理という図式が完成したら、日本にとってこれ以上ない悲劇が待ち受けているといっていいでしょう。
韓国に媚びる日本。そんな日本はまっぴらです。アメリカにも見捨てられることは確実ではないでしょうか。