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世界自然遺産・知床岬の太陽光パネル設置計画が、地元反対により中止となりました。。。

朗報です。

北海道の世界自然遺産・知床岬に携帯電話基地局を整備する国などの事業について、太陽光パネル群が設置される計画がありましたが、地元からの強い反対があり、いったん中止となりました。

半島先端の整備は、知床岬灯台にアンテナを設置し、約7000平方メートルに電源となる太陽光パネルを敷設する計画。自然保護団体や地元町民などが必要性に疑義を呈し、関係省庁などに再考を求めていました。

地元の強い反発により、計画中止

地元紙の報道によると『世界自然遺産の知床半島でKDDI(東京)など携帯電話大手4社が行う基地局整備のうち先端部の知床岬エリアについて地元自治体の合意が図られるまで、整備計画が凍結されることが10日、関係者への取材で分かった』とのことです。同様に地元メディアが『地元住民の団体が、太陽光パネルの建設に反対するおよそ4万7600人分の署名を、斜里町長に提出しました』と報じました。

基地局設置は2022年4月に知床半島沖で小型観光船「KAZU Ⅰ(カズワン)」が沈没し、乗客乗員26人が死亡・行方不明となった事故の再発防止策として通信圏外を解消するのが目的で、他にも漁業者などの安全確保も目的としてあげられていました。

しかし、計画地区は世界自然遺産の区域内で、天然記念物『オジロワシ』が生息しています。太陽光パネル設置による環境破壊・自然破壊から生態系への影響を懸念する声が広がり、地元住民の団体が、太陽光パネルの建設に反対するおよそ4万7600人分の署名を、斜里町長に提出しました。

海難事故の再発防止策として携帯電話基地局は必要なことは地元住民も理解しているようですが、自然破壊の太陽光パネルには反対のようです。

地元の声が集まれば、国の事業でさえ凍結できるという良い例になりました。全国で環境破壊によるメガソーラー計画が問題視されています。熊本の阿蘇山や北海道の釧路湿原など、既に設置されてしまったところもありますが、この流れが広がればいいと思います。

また、資源エネルギー庁によると『再エネ発電設備容量は世界第6位で、太陽光発電は世界第3位です。国土面積あたりの日本の太陽光導入容量は主要国の中で最大級です』とのことです。

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