無責任過ぎませんか?川勝知事、リニア問題の後始末を矢野座長に押し付ける

6月の議会で辞職する意向を示した静岡県の川勝平太知事ですが、5月10日に、県議会に辞職願を提出し、同日に自動失職しました。

散々リニア工事を妨害して、せめて立つ鳥跡を濁さずくらいは示してほしかったのですが、どうやら濁しまくっていたようです。リニアに関する川勝知事の悪行の後始末を、矢野弘典座長に押し付けて去っていくようです。

無責任過ぎませんか?川勝知事、リニア問題の後始末を矢野座長に押し付けて去る

川勝知事は辞意を表明する直前に、立憲民主党の渡部周議員に『リニア新幹線の2027年開業延期が正式に決まり、自分の責任は果たした。身を引こうと思うので、ついては、あなたがやってくれませんか』と報告したとのことで、まるでリニア工事を邪魔することが目的だったと思われかねない発言をしたことが報じられ批判が集まりました。静岡県の牧之原市長も『リニア潰すつもりでやっていたのか?犯罪じゃないか』と厳しく非難しました。

川勝知事は「自分はリニア推進派だ」と主張していましたが、やっていることはただの邪魔でした。推進派ならそれなりの道筋をつけておくのが筋ですが、結局はやり散らかして辞職したのです。これについて、川勝知事について長年追及しているジャーナリストの小林一哉氏が『あまりに無責任な姿勢だが、これが川勝知事の「正体」である。』と指摘しています。

さらに次のようにも指摘しています。

川勝知事は
「リニア問題に関してこれを放り出すことはできない。どのような道筋が描けるか、これが本県にとって重要課題だ。国のリニア静岡工区モニタリング会議座長の矢野(弘典)さんを信じている。まかせられる。モニタリングは、工事の日程、事業計画と不可分であるというのが矢野さんの意見だ。ここでやっていければいい。矢野さんにバトンタッチできる」
などと何度も矢野座長の名前を挙げた。
実際には、リニア問題の区切りがついたわけでも、道筋が描かれたのでもなく、昔から懇意の矢野座長に「リニア騒動」の混乱すべてを放り投げたに過ぎない。
誰が考えても、川勝知事が反リニアを貫き、リニア妨害を繰り返していたことを見透かされていた。
引用元 静岡・川勝知事がリニア問題の解決策などすべて放り投げて辞職…そのヤバすぎる「正体」

産経新聞が記者会見の発言録を報じていて、川勝知事は『「昨日、午後1時に県庁に矢野さんから突然電話があり、ぜひ昨日のうちに会いたいと。実際に来られたのが3時45分。4時半までこれに関わるお話をうかがいました。私は『もう全面的にご協力申し上げたい、あとはお任せします』と言ったわけです。矢野さんを尊敬しており、この方に任せることができるということで、これで私はリニアの問題は大きな区切りを迎えたと思っております。これが一番大きかったということです」「一つの区切りを迎えたということで、県民の皆さまとお約束したリニア問題について、この一里塚をしっかり超えて、あとは矢野さんの委員会にお任せして、情報だけは逐一ご提供し、JR東海との信頼関係をつくり上げて、何とかみんなが喜ぶような形になればいいというふうに思っております。こうした中で、まずは矢野さんのリーダーシップに敬意と感謝を申し上げると同時に、こうした率直な丹羽体制の在り方、丹羽社長個人のお人柄に対しても高い敬意を私は持っており、この方を信頼できると思っているところです」』と語ったと言います。

小林氏が指摘するように、散々好き勝手やっておいて、事後処理はすべて矢野座長に押し付けて辞職したようにしか見えません。

矢野座長もそうですが、後を引き継ぐ知事も大変だと思います。

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