紅麹問題、海外にも影響、被害確認に追われる




産経新聞の記事によると、小林製薬が製造・販売した「紅麹(べにこうじ)」成分のサプリメントで健康被害が広がっている問題で、サプリや紅麹原料は中国、台湾といった海外でも販売していたため、影響が拡大している。現地で被害が相次ぎ伝えられ、同社は正確な情報の把握に苦慮。海外でも関連製品の自主回収を求める方針だが、「どれくらいの製品や原料が渡っているか不明」として流通状況の確認に追われている。

同社は台湾の企業に紅麹原料を販売し、中国には、日本で健康被害が出ているサプリ「紅麹コレステヘルプ」を通信販売していました。
日本を旅行した際にサプリを購入した事例もあるとみられています。
台湾の食品薬物管理署は3月31日、6人が同社の紅麹原料を使った製品を摂取後に体調不良を訴えたと発表しました。
台湾メディアによると、台湾メーカーが製造したサプリを摂取後に、急性腎不全や慢性の腎臓病と診断されたというケースもあります。
一方、中国の消費者協会は3月29日、小林製薬の紅麹関連商品を摂取しないよう消費者に注意喚起する声明を発表しています。
商品をすでに摂取し、体調が悪ければ医療機関を受診するよう促しました。




関連記事一覧