政府が宇宙技術戦略を初策定、技術的優位性など狙う
同戦略は「衛星」「探査」「輸送」「共通技術」-の各分野を柱として、わが国の勝ち筋を見据えた上での技術的優位性やサプライチェーン(供給網)の強化を重視します。
技術開発のロードマップを示したほか、国内外の技術動向や予算状況などをふまえた見直しを毎年実施するとのことです。
大学や企業などに対し、今後10年間で1兆円規模の支援を目指す「宇宙戦略基金」との相乗効果も狙います。
技術開発の主な事例としては▽災害や有事での活用を見据えた光通信や地上観測用の衛星コンステレーションや、地球外からのサンプルリターン(試料回収)や月面車。
再使用型ロケットや宇宙港の整備-などが挙げられています。