結論ありきの主張を繰り返す青木理氏。青木氏こそ『専門家』の話を無視しているご都合主義ですよ。。。


東京五輪反対派に論理的一貫性を求めることは無理なことなのかもしれません。政府批判を繰り返し、時にはデマも放送するTBSのサンデーモーニングは、言うまでもなく東京五輪反対一色です。

そのような番組にジャーナリストと称する人物が度々出演しています。その人物とは青木理氏です。

青木氏の主張は、専門家の意見を踏まえたものの印象がありますが、実際によく聞いてみると、自分の主張に沿う専門家の意見にしか聞く耳はないようです。

サンデーモーニングが本気で東京五輪や新型コロナウイルスについて報じる気があるなら、専門性ゼロの青木氏のようなジャーナリストではなく、本物の専門家を番組に招くべきではないでしょうか。

批判することしかできないジャーナリスト青木氏。。。

目下、政府を批判する為に使われる材料は東京五輪です。野党も東京五輪を使って政府批判を強めています。もちろん、青木氏の方法も同様です。

青木氏は27日に放送されたサンデーモーニングにでも、相変わらずの批判を展開しています。

五輪開催へ突き進む政府へ、青木氏は「宮内庁長官の発言なんですけど、天皇の政治利用とか、あるいは天皇の発言が政治的にいろんな影響を及ぼしちゃいけないっていうのは原則なんですけれども、今回に関してはおそらく同じ思いを一般市民の8割ぐらいが持っている。それも蹴散らし、専門家の無観客のいいんじゃないかという発言も蹴散らし、それから天皇陛下のこういう発言もある種無視をし、突き進んでいくわけですよね。そうなると2つ考えなくちゃいけない」と前置き。

「きちんと責任を取りなさいよということが一つ、もう一つは我々メディアもオリンピックの競技はもちろん伝えるんだけれども、ある種の感動物語みたいなものがいっぱい出てくると思う。それはそれで素晴らしいが、それと同時にきちんと感染の状況だったりとか、政府の問題点だったりとかを報道機関としてきちんと伝えていけるかどうかというあたりが問われるということは僕も自戒しながら考えなくちゃいけないなと思ってます」と、最後はかみ締めるように話した。
引用元 青木理氏 「宮内庁長官、専門家発言も蹴散らし突き進む」政府に「責任を取りなさいよ」

青木氏は『政府の問題点だったりとかを報道機関としてきちんと伝えていけるかどうか』とも語っていますが、偏向報道をしている番組に出演している自覚はないのでしょうか。まったく説得力がありません。

さらに政府が専門家の意見を無視していると語る青木氏が言及しているのが宮内庁長官の発言です。この宮内庁長官の発言について、専門家は厳しい見方を示しています。

宮内庁長官の発言に憲法学者は否定的

物議を醸した宮内庁長官の発言について、憲法学者は厳しい見方をしています。

今回の発言について、憲法学者からは厳しい見方も出ている。横田耕一・九州大名誉教授は「宮内庁長官が政治に絡む天皇の思いを公にするのは、問題で越権行為だ。『感染拡大を心配している』との発言は『こんな時に開催するのはけしからん』という意味を持ってくる。五輪に反対する人たちが天皇の意見として都合のいいように利用する状況が生まれかねない」と警鐘を鳴らした。

百地章・国士舘大特任教授は陛下の思いは、開催した場合に感染拡大が起きないようにしてほしいということだろうと指摘。そのうえで、「仮にそういう趣旨の思いを感じ取っても、西村氏は公にするのは控えるべきだった」と語った。
引用元 宮内庁長官の「天皇陛下は五輪懸念」発言、波紋広がる…憲法学者からは厳しい見方も

憲法学者の中には、宮内庁長官の発言を『越権行為』と厳しく批判している人もいます。このように評価される宮内庁長官の発言を利用して政府への批判を強める青木氏は、『結論ありき』で自分の意見に沿った『専門家』しか耳を貸さないということです。

安保法制等では憲法学者の意見を錦の御旗のように使っていた青木氏ですが、自分の意見にマイナスになるような憲法学者の話には触れないようです。

青木氏がジャーナリストであれば、宮内庁長官の発言に問題があることはわかっているはずです。その問題にも触れず自身の主張を補強するように利用するのでは、ジャーナリストとは言えません。

要するに青木氏は『専門家』の意見をつまみ食いしているだけです。TBSがメディアとしての自覚をまだ持っているなら、役に立つ本当の専門家を番組に出演させてもらいたいと思います。

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