NTT西のずさんな情報管理体質 、社長辞任も信頼回復の道のり険し




産経新聞の記事によると、NTT西日本の子会社で勤務していた元派遣社員が、個人情報約928万件を不正に持ち出した問題は、親会社であるNTT西の森林正彰社長の辞任という事態にまで発展した。ただNTT西グループは現在も、情報流出の被害を受けた顧客との間で損害賠償などの交渉を続けている。

会見では、グループ内の情報セキュリティーに対する意識の甘さが次々と露呈し、利用者からの信頼回復の道すじは、容易には見いだせません。
会見で公表されたNTT西がグループ全体を対象に行った緊急アンケートの内容は、グループ内における情報セキュリティーへの認識の甘さを鮮明に浮かび上がらました。
令和4年6月に就任したばかりの森林社長は、過去10年間も続いてきたという今回の情報流出の責任を取る形で辞任しますが、今回浮き彫りになった、日本を代表する通信会社の中核であるNTT西のずさんさは、役員の退任だけで解決に至るものではありません。
NTTグループは、2025年大阪・関西万博で通信インフラなどを担う予定で、NTT西はその中心的な役割を担いますが疑念は消せません。




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