丸紅が英国の洋上風力などクリーンエネ開発に1825億円投資
産経ニュースによると、英国政府と丸紅は11日、英国におけるクリーンエネルギー開発についての覚書(MOU)に調印した。丸紅は欧州やアジアのパートナー企業とともに今後10年間で洋上風力発電などに総事業費約100億ポンド(約1兆8250億円)を投じる計画で、このうち丸紅の投資額は10億ポンド(約1825億円)。とのことです。
今回の覚書により、丸紅は英国政府から投資や労働力確保などの支援のほか、風力発電の電気料金が変動した際に補助を受けます。
総事業費のうち50億ポンド(約9125億円)超を、スコットランドの沖合で独占開発権を昨年獲得した浮体式洋上風力発電事業に投じます。
丸紅、英大手電力会社の再生可能エネルギー関連子会社SSEリニューアブル、デンマークの投資会社コペンハーゲン・インフラストラクチャー・パートナーズの3社で開発を進めており、2027年から建設に入り、29年から容量120万キロワット規模で稼働を開始しました。
英国政府は今年5月、日本企業が英国の洋上風力などに合計177億ポンド(約3兆2310億円)を投資する計画を発表しており、このうちの100億ポンドが丸紅が参画する事業になります。
調印式は東京都千代田区の英国大使館で行われ、英国ビジネス・貿易省のドミニク・ジョンソン投資担当相、ジュリア・ロングボトム駐日英国、大使丸紅の原田悟執行役員電力本部長が出席したとのことです。