処理水放出の運転状況を報道陣に公開、東電
東京電力は27日、福島第1原発処理水の海洋放出開始後初めて、設備の運転状況などを報道関係者に公開しました。
24日に始まった放出作業は4日連続で行われ、これまでに設備などのトラブルはなく、周辺海域の放射性物質濃度に異常も見つかっていません。
一方、環境省は27日、25日朝に採取した原発から約40キロ以内の11地点の海水を分析した結果、放射性物質トリチウムの濃度が全ての地点で検出できる下限値を下回ったと発表。原発から約5キロ以内の9カ所で海水を分析した福島県も、検出下限値より低かったことを明らかにした。
処理水放出の運転状況を報道陣に公開、東電
放出後はタンクの減少が期待されるが、処理水の元となる汚染水が毎日約90トン発生しており、今年度内の削減量は約1万1200トン、タンク約10基分にとどまる見通しです。