国産ワクチン初の実用化で健康安全保障リスク軽減




国内製薬企業によるワクチン開発は海外勢に大きく遅れたが、ワクチンを輸入に頼ることは、パンデミック(世界的大流行)下における危機管理上のリスクと指摘され、国産の実現が待たれていました。

また今回、承認了承されたワクチンの技術が将来のパンデミック対応の土台になることも期待されている。

国内での新型コロナワクチンの総接種回数はこれまで4億回を超えた。ただ、供給されたのはすべて海外企業が研究開発したワクチン。コロナ禍で、ワクチンが外交上、国防上、重要な戦略物資であることが世界の共通認識となった今、輸入ワクチンに頼り続けるのは安全保障上のリスクがある。
国産ワクチン初の実用化 健康安保リスク軽減

今回、継続審議となった塩野義製薬の組み換えタンパクワクチンが、今後、追加データなどの提出で再評価を経て承認了承されることになれば、この国の技術力に厚みが増すことになります。




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