サンデーモーニングで政治学者がIAEAの報告書に疑問を呈しました。。。政治学者に放射性物質について論じさせてどうするのでしょう?
福島第一原発事故で貯まり続ける処理水の海洋放出が今夏にも行われようとしています。その海洋放出について、客観的な安全性を確保するためにIAEAが検証作業を進めてきました。
その検証がまとまり、先日IAEAの事務局長から岸田総理に報告書が手渡されました。ですが、海洋放出に反対する人達は、科学的な検証結果であるにも関わらず、相変わらず処理水のことを汚染水と喧伝し続けています。
サンデーモーニングも海洋放出に反対する立場から番組を放送していましたが、驚きなのがコメントをした人物の専門分野です。なんと政治学者に堂々とコメントさせているのです。
公共の電波を使っているのであれば、最低限専門家に発言させるべきではないでしょうか。
専門外に堂々と発言をさせるサンデーモーニング
福島第一原発の事故処理が大きな節目を迎えようとしています。福島第一原発の敷地内に貯蔵してきた処理水の海洋放出が今夏に行われます。
この処理水の海洋放出について国際的な安全基準に合致するとのIAEAの報告書が提出されました。ですが科学的な根拠があるにも関わらず、理解をせず、処理水を『汚染水』と喧伝している人達が少なからず存在しています。
サンデーモーニングに出演した大学教授もその一人で、番組内で次のように発言したと報道されました。
中央大学教授の目加田説子氏が9日、TBS系「サンデーモーニング」に出演し、福島第1原発の処理水について「汚染水」と表現し、海洋放出を「やめるべき」と語った。
中略
さらに「日本政府に頼まれて、IAEAが手助けに来ているという風に見えますし、客観的な機関として政治的な中立性が脅かされるような事態になりかねない」と懸念を示した。「汚染水の放出が30年、40年続く可能性がある」とし、「科学的な安全性の議論と心理的に不安を抱くっていうのは別の次元の問題」と指摘。「海洋放出はやめるべき」とした。
引用元 「サンモニ」目加田説子氏、福島原発処理水を「汚染水」と表現 IAEAの行動「政府手助けに見える」
処理水のことを『汚染水』と言い切ってきますが、この大学教授は、原発に詳しい専門家でもなければ理系を専門分野しているわけでもありません。政治学者なのです。
一体なんの根拠をもって『汚染水』という表現を使っているのでしょうか。科学的な安全性の議論と心理的な不安は別次元としていますが、前者についてはIAEAが国際的な安全基準に合致しているとしています。両者をごちゃ混ぜにしてご自身が話していることに気が付かないのでしょうか。
国際的な安全基準に合致しているものが何故『汚染水』なのか理解に苦しみます。
この大学教授は、反対のための反対をしているようにしか思えません。サンデーモーニングは反対の論陣を張りたいのでしょうが、せめて専門外の大学教授ではなく専門分野としている大学教授をコメンテーターにするべきです。