米グラミー賞でAI生成作品は授賞対象外




米音楽界最高の栄誉とされる「グラミー賞」を主催するレコーディング・アカデミーは16日、人工知能(AI)技術の利用に関する新たなルールを公表しました。

各部門でノミネートや授賞の対象となるのは「制作者である人間だけ」だとし、人間が制作に一切関わっていない作品には資格が与えられないとしている。

一方、AI技術を全面的に禁止はしておらず、審査対象となる条件として、人間の手による制作部分が作品で一定程度以上の「意義ある」割合を占める必要があるとした。AI部分の制作担当者はノミネートや授賞の対象とはならない。

AI生成作品は授賞対象外 米グラミー賞で新ルール

AI技術の音楽への利用を巡っては、ビートルズの元メンバー、ポール・マッカートニーさんが13日、過去のデモ音源から故ジョン・レノンさんの声を抽出して完成させた曲を年内にリリースすると明らかにしています。




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