こども家庭庁、妊娠や出産手続きのオンライン化に取り組む
政府は、妊娠や出産手続きのオンライン化に積極的に取り組み、この取り組みから、妊娠中の女性や家族がより便利かつ効率的に必要な手続きを完了できる環境を整えることを目的としています。
こども家庭庁は7日、妊娠や出産手続きのオンライン化の促進や、妊婦健診の事務作業の簡素化などを進めていくと発表した。今後、自治体や関係省庁と連携し実現を図っていくという。
同庁は、子ども政策の司令塔機能を期待され、4月に発足。子育てに関する手続きや負担の軽減策を検討するため、「こども政策DX推進チーム」で協議してきた。
この日の推進チームでは、同庁が委託し、今年2~3月に実施したアンケート結果も公表。「出生届」「妊婦健診」「母子健康手帳」「予防接種」などについて、困ったことを自由記述で回答してもらったところ、「オンラインで届け出できるようにしてほしい」「何度も(同じことを)書くのが大変」「手続きが煩雑」といった声が寄せられたという。
こうした声を踏まえ、同庁は、妊娠や出産の手続きは、郵送やオンライン申請を推進する▽妊婦健診や予防接種などは、オンライン化のほか、民間アプリの活用などによって効率化を図る――といった取り組みの方向性をまとめた。
出産手続きにオンライン化が進められており、妊婦健診の予約や入院手続き、助産師や医師との相談など、必要な手続きや情報の提供が、インターネットで受け付けられ、待ち時間の軽減や煩雑な手続きの簡略化から、妊婦や家族のストレスが軽減されます。
さらに、出産後の手続きに関してもオンライン化が進められ、出生届の提出や保育園の申し込み、育児手当の申請などがオンラインで行えるようになり、新米パパやママの負担を軽減し、子育てに集中できる環境が整えられます。
このように政府は、妊娠や出産手続きのオンライン化により、妊婦や家族の利便性や安心感を向上させることを目指しています。