横須賀市のチャットGPT、情報の要約で力発揮か




神奈川県横須賀市は対話型人工知能(AI)「チャットGPT」の試験導入の実証を経て、本格導入に大きくかじを切りました。
業務時間の短縮や、情報の要約などで力を発揮することが期待される同市の検証結果となりましたが、使い方によっては回答内容の適切さなどに課題があることも浮き彫りになっています。

「予想通りの結果だった」。5日の記者会見で上地克明市長は満足そうな表情を浮かべた。市では文章の要約、情報の検索、アイデア出しなどで活用し、業務時間の短縮などの効果が確認された。本格導入に向けて、職員による使い方を磨くために専門家から助言をもらう体制も整えた。

上地市長が今回、特に評価したのが要約に対する性能だった。従来の役所の報告について「公文書は、いつもほとんど分からない」と指摘した上で「要約したものだとすぐ理解できて効率が上がる。飛躍的に職員との会話も進む」と強調した。

横須賀市のチャットGPT、情報の要約で力発揮 独創性や環境負荷には課題も

独創的なアイデア出しも苦手なようで、上地市長は「横須賀市の歌を作らせてみたが全然つまらないそうです。
クリエイティブなものはまだまだ」とのこと。
チャットGPTの使い方を解説する手引き書の作成で構成案出しなどで利用したが、「チャットGPT開国の地」などとするキャッチフレーズは職員が考え出したものだそうです。




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