韓国、輸出管理厳格化に対するWTOへの提訴を取り下げ
韓国が日本が行った輸出管理厳格化に対するWTOへの提訴を取り下げたと報じられました。
韓国産業通商資源省は23日、2019年に日本政府が発動した韓国への半導体素材の厳しい輸出規制に対する世界貿易機関(WTO)への提訴を取り下げたと発表した。
日韓両政府は首脳会談が行われた16日、日本が輸出規制を解除すると同時に、韓国がWTO提訴を取り下げると発表していた。
また、産業通商資源省は、日韓が共に相手国を輸出管理の優遇対象国から外している問題で、日本を優遇国に復帰させる行政手続きに着手したことも明らかにした。尹錫悦大統領が21日、日本の対応を待たずに韓国側が先に復帰手続きを進めるよう指示していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/664a3882d7ba3a48abffdc62f0c1924e89b74e19
日韓の関係改善の一環の対応です。記事には「日本が輸出規制を解除すると同時に、韓国がWTO提訴を取り下げると発表していた」とありますが、日本政府は解除をすると言っていません。緩和措置を施し、今後の韓国側の対応を見て段階的に解除指摘とみられています。
日本政府は、元徴用問題の解決と輸出管理の厳格化は話が違うという認識を示しています。韓国側がとったWTOへの提訴は、文政権の日本に対する報復行為なので、提訴取り下げ=輸出管理厳格化の解除とならないように、日本には正しい判断を取っていただきたいですね。