令和12年には全国荷物の35％を人手不足で運べなくなる可能性

野村総合研究所は19日、トラック運転手の残業規制強化で人手不足が予想される「令和6（2024）年問題」の影響で、7年には全国の荷物総量のうち約28％、12年は約35％が運べなくなるとの推計を公表しました。
料金の割り増しや運送頻度の低下につながる恐れがあります。

人口密度が小さい地域では、現在の離島のように扱われる可能性も出てきた。

推計は、将来の荷物総量と、規制強化された場合の運転手数をそれぞれ算出。対策を講じなければ、どれぐらいの荷物が運べなくなるかを計算した。また、地域別の数値も国土交通省地方整備局の管轄に応じて調べた。１２年に荷物が運べなくなる割合が最も大きいのは東北で約４１％。四国が約４０％、北海道と九州がそれぞれ約３９％と続いた。
１２年に全国荷物３５％運べず　物流残業規制で人手不足

たった数年先には約35%もの物資が運べなくなる可能性があるとのことで間近に迫る大問題の一つといえます。
ネットショッピングも発達し、今では家でなんでも購入できる時代ですが、必ずそれらを運ぶ人がいるということ。
トラックの運転手の賃金増加など増員を早急に行う必要があります。