立憲民主党の反撃能力の『現実路線』、やはり無理だったようです。。。国民民主党の玉木代表が辛辣な言葉を送っています。。。
立憲民主党は『反撃能力の保有容認を検討』と一部の報道されていました。安全保障分野で現実路線に舵を切るのか注目を集めましたが、結果は玉虫色の決着になりました。
反撃能力の保有について玉虫色の決着になったにも関わらず、議論の中心にいた玄葉元外相は持論を語る始末です。
そんなまとまらない立憲民主党に対して、国民民主党の玉木代表が、アメリカの反応を踏まえ辛辣な言葉を発しています。
立憲民主党に期待することの方が間違っているようです。
現実路線への舵取りに失敗です。。。信頼回復は遠のくばかりです。。。
立憲民主党に最大の懸念が安全保障政策です。この安全保障政策をめぐって幾度となく党内のリベラル派と保守派が対立をしてきました。
政府が閣議決定した安保関連3文書に対応する形で『外交・安全保障戦略の方向性』を取りまとめましたが、肝心の反撃能力の保有について玉虫色の決着になっています。
見解では、他国領域へのミサイル打撃力の保有について「政策的な必要性と合理性を満たし、憲法に基づく専守防衛と適合するものでなくてはならない」と指摘し、政府により詳細な説明と国会審議を求めた。「日米同盟はわが国の安全保障の基軸」と強調し、韓国は「重要な隣国。東アジアの将来秩序は日韓の協力なしにあり得ない」と盛り込んだ。中国については「最大の外交課題」とし「不測の衝突を回避するためのホットラインを機能させなければならない」とした。
引用元 立憲、「ミサイルの長射程化必要」 反撃能力は「賛同できない」
取りまとめてでは『打撃力』について『政策的な必要性と合理性を満たし、憲法に基づく専守防衛と適合するものでなくてはならない』としていますが、これでは賛成なのか反対なのかよくわかりません。
一見よくわからない見解をまとめた立憲民主党ですが、議論を主導した玄葉元外相も良くわからない持論を語っています。
党内の議論を主導した「ネクスト外務・安全保障相」の玄葉光一郎元外相は記者団に対し、自身の持論は「(他国領域への)打撃力は保有すべきだ」と認めたうえで、反撃能力について「主要野党が賛成して国会審議が有意義なものになるのか懸念を持った」と述べた。
引用元 立憲、「ミサイルの長射程化必要」 反撃能力は「賛同できない」
他国領域への打撃力は『保有すべき』としていますが、反撃能力については『主要野党が賛成して国会審議が有意義なものになるのか懸念を持った』と謎の主張をしています。
他国領域への打撃力は保有すべき、でも反撃能力には反対とは一体どういうことなのでしょうか。そして、『主要野党が賛成』したから反対という立場であるならただの逆張りであり、理念も信念もあったものではありません。
この謎の見解について国会で明らかにしてもらいたいと思いますが、国民民主党の玉木代表がアメリカの反応を踏まえ、立憲民主党の見解に痛烈な批判の言葉を送っています。
立憲の見解について、国民民主党の玉木雄一郎代表は20日の記者会見で「米国は(安全保障関連3文書の改定を)非常に歓迎している。否定するのであれば、政権担当能力に米国から疑問を投げかけられる可能性は否定できない」と批判した。
引用元 立憲、「ミサイルの長射程化必要」 反撃能力は「賛同できない」
立憲民主党が気にしてる政権担当能力について触れたのです。玉木代表の言う通り、この玉虫色の見解ではアメリカから疑問を投げかけられてもおかしくありません。
『現実路線』に舵を切り、政権担当能力を見せる機会を立憲民主党はみすみす逃しました。やることなすことが期待を裏切る、このような政党は古今東西探しても立憲民主党以外にはいないと思います。