ロシア、IAEAに「ウクライナ軍のロケット弾が奇跡的に180度回転した」




ロシアがまた無茶苦茶な主張をしています。

ザポリージャ原発の調査に赴いたIAEAに対して、露側専門家が「ウクライナ軍のロケット弾が奇跡的に180度回転した」と説明したということです。

ロシア軍が占拠するザポリージャ原発での国際原子力機関(IAEA)の調査では、露軍占領地域から発射されたとみられるロケット弾の残骸に関し、露側専門家が「ウクライナ軍のロケット弾が奇跡的に180度回転した」と調査団に強弁する動画が拡散している。ロシアはウクライナ軍が原発を攻撃しているとの主張を浸透させようと躍起になっている。

動画では、メディアを引き連れて調査団を案内した露国営原子力企業ロスアトム幹部が1日、ロケット弾の着弾角度に疑問を持ったIAEAの調査団に釈明している。ロシア通信も画像を配信し、ウクライナのロケット弾だと強調した。

ウクライナの内務相顧問は2日、自身のSNSに動画を投稿し「これがロシアのやり方だ」と皮肉った。米政策研究機関「戦争研究所」は、ロシアが調査団の訪問に合わせ、原発に脅威を与えているのはウクライナ軍だと印象づける取り組みを加速させるだろうと指摘している。

引用元 「ウクライナ軍のロケット弾が奇跡的に180度回転」…露側専門家がIAEA調査団に釈明

軍事に詳しい人も「短い弾道ミサイルだとクラスター弾頭放出後に姿勢を乱して縦回転を始めて180度逆に横たわっていることはあるが、細長いロケット弾はそういう動きはしない」と言っています。

これまでも「ブチャでの市民虐殺はフェイク」など嘘を暴かれてきたロシアですが、ついに国外へ脱出のロシア兵からも「何もかも嘘だった」と暴露されました。

ロシアがウクライナで行っている戦争を公然と批判したロシア空挺(くうてい)部隊の元隊員がCNNの取材に応じ、ウクライナ侵攻を正当化するロシア側の主張は「何もかも嘘(うそ)」だと訴えた。

中略

取材に応じたフィラティエフ氏は、仲間のロシア兵たちは疲労し、飢え、幻滅していると証言。ロシアの戦争は「平和な生活を破壊している」と語り、「私たちは、単純に街を破壊するだけで実際には誰も解放していない衝突に自分たちが引きずり込まれたことに気づいた」と話した。

「自分たちの政府が私たちに説明しようとしている理由が見当たらないことに、私たちの多くが気づいた。何もかも嘘だったと」「私たちはただ、平和な生活を破壊している。この事実は私たちの士気に重大な影響を与えた。私たちは何ひとついいことをしていないと感じた」

母国では腐敗と抑圧が蔓延(まんえん)しているとフィラティエフ氏は訴える。クリミア半島に駐留していた同氏の部隊は衝突が始まって間もなく、ウクライナのヘルソン州に派遣されたが、装備は不十分でロシア軍の侵攻理由に関する説明はほとんどなかったと振り返った。

引用元 「何もかも嘘だった」 国外へ脱出のロシア兵、ウクライナ戦争を批判

ついにロシア軍内からも嘘が暴露されてしまいました。嘘つきは嘘をつき続けるしかないといわれますが、ついに子供じみた苦しい嘘をついてしまうまでに追い込まれています。

しかし、ロシアが国連の常任理事国である限り、このようなウソの元、国連が機能しないのも事実であります。




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