マスコミも旧統一教会系マスコミに言及・引用していますが良いのでしょうか。。。
政治家と旧統一教会関連団体との関係が連日マスコミによって報道されています。マスコミは一種の魔女狩りのように報じていますが、そのマスコミも旧統一教会関連のマスコミの報道を引用し、報道しています。
会合に出席した、祝電を送ったということで政治家を批判する前に、マスコミ自身こそ過去の報道を見直すべきではないでしょうか。
旧統一教会系マスコミの報道を引用していたマスコミ各社
安倍元総理が銃撃された事件は日本の要人警護の脆弱性を露見させました。そしてさらに信じられないことに銃撃事件を受けて、マスコミがこぞって報道しているのは銃撃事件ではなく、旧統一教会というサイドストーリーです。この国はどうかしているのではないでしょうか?
そしてそれはさらにエスカレートして今では、会合に出席、または祝電を送った政治家を血眼になって探しています。そんなマスコミですが、事件が起きる前には平然と旧統一教会系マスコミの報道を引用していました。
政治家が取材を受けただけで批判の対象になっているワシントン・タイムズについて毎日新聞は次のように報じています。
故レーガン米大統領が愛読したという保守系紙ワシントン・タイムズには中国や北朝鮮、日本に関するスクープがよく載る。その多くを書いたのがビル・ガーツ記者=写真=で、私もワシントン在勤時、彼の原稿を愛読していた。訪日したガーツさんに東アジアの情勢を聞いた。
引用元 布施広の地球議:サムライより忍者
このように旧統一教会系マスコミであるという注釈もつけずに言及していたのです。
2015年1月1日から安倍元総理銃撃事件が起きる前の2022年7月1までに配信された記事を見てみると、
『米中:米国務長官の中国系側近、中国で批判強まる』
『論プラス:米国VS中国 ハイテク覇権争い 軍事直結で先鋭化』
『布施広の地球議:サムライより忍者』
『外事大事:台湾総統選、米中が注視』
『木語:なにやらバシー海峡』
毎日新聞がワシントン・タイムズに言及または引用している記事は、少なくとも上記の5本あります。
もちろん旧統一教会系のマスコミはワシントン・タイムズだけではありません。韓国で発行されている保守系の全国紙『世界日報』も旧統一教会系のマスコミです。この韓国の世界日報は、ワシントン・タイムズ、そして日本で発行されている世界日報と提携・姉妹紙関係にあります。
この韓国の世界日報について、日本のマスコミは挙って引用しています。
韓国の青瓦台(大統領府)前広場の一角に7日午後、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が握手する姿の看板=写真=が設置され、韓国メディアは金委員長のソウル訪問が近づいているのではと注目している。
テレビ朝鮮が7日午後9時のニュースで「まもなく金委員長訪問の発表間近か」と報じたほか、世界日報は8日の朝刊で政府消息筋の話として、「13日訪問で固まった」と報道した。
引用元 韓国:南北首脳握手の看板、臆測呼ぶ
この韓国の世界日報について言及または引用した記事は、2015年1月1日から2022年7月1日までで、毎日新聞が少なくとも4本、東京新聞が少なくとも5本、朝日新聞では少なくとも6本確認するこが出来ます。
政治家と旧統一教会の関係が問題であるように、社会問題にもなった旧統一教会系マスコミについてあたかも一般紙のように扱い、言及または引用することはもっと大きな問題ではないでしょうか。
マスコミは今後、どのように旧統一教会関連のマスコミと付き合っていくのでしょうか。魔女狩りのように政治家と旧統一教会との関係を報じる前に、自浄作用を働かせることの方が、信用失墜が著しいマスコミに求められていることだと思います。