岸田首相、有事の内閣を速やかに整え、内閣改造を断行




日本の課題である、国際的な物価高騰や新型コロナウイルスの拡大、台湾を巡る米中関係の緊張などに対応すべく、岸田首相は、有事の内閣を速やかに整え、内閣改造を断行する方針です。

--今回の内閣改造・自民党役員人事は、14閣僚が交代する大規模な人事。重視した点は。内閣にネーミングをつけるとするならば、どういったものになるか。何を最優先に政策を進めるのか。

「わが国は、国の内外で数十年に一度ともいえるさまざまな課題に直面をしています。今回の内閣改造では、基本的な部分での政策の継続性を担保すること、そしてスピード感を持って、新たな体制に移行すること。経験と実力を兼ね備えた閣僚を新たに起用することにより、有事に対応する『政策断行内閣』として、山積する課題を乗り越えていくための体制をつくることに腐心をいたしました。ネーミングは何かということについては、『政策断行内閣』としたいと思っております。そして今後、8月末の概算要求を皮切りに、年末の予算編成、税制改正、そして来年の通常国会に向けての法案提出と、これまで約束してきた政策を本格的に実行に移す段階に入ります。そして、その中で何を最優先するかというご質問でありますが、特に新型コロナウイルスを乗り越え、経済を再生し、持続可能な経済社会を作り上げていく、この点と、それから国際情勢が緊迫する中で、わが国の平和と安全を守り抜くため、ポスト冷戦期の次の時代の新しい国際秩序を作り上げていく。この2点に特に力を注いでいきたいと思います。あらゆる政策を総動員することで、この2点を中心にしっかりと政策を成し遂げていきたいと考えております。以上です」

引用元 首相会見詳報 (1)内閣改造「経験と実力兼ね備えた閣僚起用」

岸田首相の重要課題である、新しい資本主義の実現を通じた経済再生を目指すため、スタートアップの育成、デジタルトランスフォーメーションなどの実現に向けた体制を強化を考え、実行計画の取りまとめを担当した山際氏がスタートアップ担当大臣とされます。

現状の国内外では、数十年に一度ともいえるさまざまな課題に直面をしています。その中で、今回の内閣改造から基本的な部分での政策の継続性を担保し、そしてスピード感を持って新たな体制に移行することを考え、対策への実行に取り組みます。



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