立民の泉代表と枝野前代表の衝撃の発言です。。。

通常国会が閉会したこともあり、各党の党首クラスや重鎮議員の街頭での発言が多く報道されています。多くの発言を目にすることになりましたが、中でも呆れるのが立憲民主党の現代表と前代表の発言です。

泉代表は、安倍元総理と日本維新の会を批判していますが選挙の相手はこの両者なのでしょうか。

また枝野前代表は『頼れる政府を取り戻す』と訴えていますが、まず取り戻さなければならないのは、立憲民主党への信頼です。

新旧代表、揃って認識の甘さを露呈中。。。

党の存亡をかけた戦いに臨むことになる立憲民主党ですが、演説の内容を聞くと現状認識が甘いと言わざるを得ません。

泉代表も通常国会が終わり、街頭演説に力を注いでいますが伝えられたのは次のような演説内容です。

 立憲民主党は、安全保障面で必要な防衛力は整備する。しかし、安倍晋三元首相や日本維新の会のように意味のわからない前のめりな、危険な思想はダメだ。

平和を守らないといけない。「核共有」はとんでもない暴論だ。核を持っているから強くなれるわけじゃない。こんな政策を訴えている自民の一部や維新には、絶対に、こういう時こそ安全保障を任せちゃいけない。危険すぎる。

引用元 「安倍元首相と維新は危険な思想」 立憲の泉健太代表

栃木県の鹿沼市でこのような演説を行った泉代表ですが、選挙戦の相手を間違えているのでしょうか。いつまで安倍元総理への批判をすれば気が済むのか、現総理は言うまでもなく岸田総理です。

そして政権政党を目指すとしていながら、批判の対象が日本維新の会とはどういった見識なのでしょうか。政権政党を目指しているのではなく、まるで野党第一党を目指しているような演説です。

このような現代表と同様に現状への認識が甘いのが枝野前代表です。枝野前代表は東京都杉並区での演説で次のように発言したと報じられています。

政治って何のためにあるのか。困った時、苦しい時、いざという時に人生を支えて前に進めていく。その力になるために、普段から税金を納めていただき、政治が、行政がある。
中略
令和になり、経済は右肩上がりによくならない。高齢化が進み、病気になる人が飛躍的に増える。そして少子化の時代。この変化にもかかわらず、相変わらず小さな政府だ、民営化だ、規制緩和だ、こんなことをやっているから日本はいつになっても立ち直れない。

いざという時に頼れる、力のある政府を取り戻す。もう一つの軸を、旗を明確に掲げてこの国を立て直していく。
引用元 「頼れる政府取り戻す 明確な旗を掲げる」 立憲・枝野前代表

頼れる政府、そしてもう一つの軸を掲げて国を立て直すと豪語している枝野前代表ですが、衆議院議員総選挙が行われてからまだ1年も経っていません。

衆議院議員総選挙で政権獲得を目指し、議席を減らした結果に終わったことをお忘れなのでしょうか。『頼れる政府を取り戻す』と言う前に立憲民主党への失われた信頼を取り戻すことの方が先決ではないでしょうか。

少なくとも、衆議院議員総選挙で示された多くの民意は立憲民主党を選びませんでした。そしてその後も立憲民主党に対して、期待が膨らんだことを示す世論調査の結果は出ていません。

泉代表も枝野前代表も、立憲民主党が置かれた状況を理解していないのでしょうか。泉代表と枝野前代表は極少数の支持者が喜ぶような演説をすれば満足なのかもしれませんが、それでは多くの人々が共感を抱かないことに一日でも早く気付くべきです。

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