オンライン党員申込みや総裁選のオンライン化が盛り込こまれる方針




自民党が党改革の一貫として、新たに策定した組織統治の指針が了承されました。外部の有識者を加えた「ガバナンス委員会」の設置や女性議員育成に関する計画の策定、党所属議員へのコンプライアンス研修を行うことなどが盛り込まれています。

総裁選のオンライン投票も明記
現在、自民党に入党する際は、「入党申込書」に署名やハンコなどを押した上で、党費を添えて最寄りの県連支部に提出することになっていて、若い世代を中心に党員獲得のハードルになっているとの指摘があった。

また、自民党の総裁選で党員投票する場合は、投票はがきを居住地の都道府県連に郵送するか、投票所に出向いて直接投票することになっている。しかし、今回の「ガバナンス・コード」の策定により、DX化を率先して進めることが「指針」として正式に記された。

党改革実行本部のメンバーとして、自民党のDX化に取り組む平議員は、2013年から党員申込みのオンライン化を訴えてきた。DX化の実現になぜこれほど時間がかかったのか、平氏に聞いた。

Q.2013年から主張し続けたが、実現になぜこんなに時間がかかったのか
平将明衆院議員:自民党内で自分の言っている意味が理解されず、共感が広がらなかったからです。自民党としても、地域をまわって党員を更新する際には、党員の方と対面で会いながら、書類を書いてもらうことも、「足腰として大事だ」という思いを先輩議員が強く持っていたんです。

引用元 自民党・総裁選オンライン投票に一歩前進 過去には「足で稼げ」の声も

政府が公表した、経済財政運営の基本指針「骨太の方針」の原案には、子育て支援、防衛力強化、脱炭素投資など長期的な歳出拡大につながる項目が並び、更にオンライン党員申込みや総裁選のオンライン化も盛り込まれ、デジタル化を取り組む方針であります。

世間のDX化が進む中、取り残される人への配慮も必要であり、今後どのように実現していくのか、丁寧な実行力が必要であります。



関連記事一覧