参議院議員通常選挙に向けて逆風ばかりの立民。。。どのように立て直しを図るつもりなのでしょうか。。。

党内を見渡せば、決して選挙に弱い国会議員の集合体ではない立憲民主党ですが、参議院議員通常選挙でも不安しかありません。

石川で行われた補欠選挙でも惨敗、そして今更ながら党首の顔を売ろうとする戦略を見ても真面目に参議院議員通常選挙に臨もうとしているのか、とても疑問です。さらに、国民民主党との略称をめぐる問題についても、結局、立憲民主党と国民民主党の双方が『民主党』の略称を使う方向になりました。

立民は、どこへ向かっていくのでしょうか。。。

未だに顔が浸透したとは言い難い党首。。。

昨年、枝野前代表が衆議院議員総選挙での敗北の責任を取る形で代表を退任し、泉代表が誕生しました。泉代表が誕生して以降、臨時国会、通常国会と2回国会が召集されました。

新執行部の面々は予算委員会等の質問に立っていた為夏の参議院議員通常選挙に向けて政策や新執行部の顔を浸透する戦略を取っているのかと思いました。

ですが、夏の参議院議員通常選挙でのポスター発表会では、執行部から意外な言葉が飛び出しました。

泉氏は「生活安全保障」のキャッチコピーについて、「さまざまな安全保障について生活者目線から政策を打ち出していく」と強調した。

これまでは泉氏ら中枢幹部4人が写ったポスターを使用してきた。今回は泉氏のみが大写しになっており、会見に同席した逢坂誠二代表代行は「政治家・泉健太の顔を覚えてもらうのが目的だ」と説明した。
引用元 立民新ポスター「生活安全保障」 険しい党勢回復

この段階で党首の顔を売らなければならない状況で大丈夫なのでしょうか。。。。そして今売るべきは、顔ではなく、政策ではないのでしょうか。。。就任してからどれだけの時が経過しているのでしょうか。。。

こんな呑気な立憲民主党はやることも、他の政党から歓迎されてしまう始末です。

大阪選挙区に菅直人元首相が乗り込む。。。?

大阪を中心に衆議院議員総選挙では日本維新の会が大躍進を果たしました。この日本維新の会の対抗しようとしているのが立憲民主党です。

ですが、その戦略は、菅直人元首相を大阪選挙区担当の特命担当に任命するというものでした。この策には多くの有権者が疑問を感じたと思いますが、日本維新の会の反応は率直なものでした。

泉氏にとっては選挙の顔としての知名度アップが不可欠となる。代表就任後初の国政選挙となった石川の補選で、立民候補は自民党候補の3分の1も得票できなかった。泉氏は「保守の強い石川で候補者を擁立したのは大きな前進だ」と強弁したが、ベテラン議員は「いくらなんでも負けすぎだ。物価高について政府批判を展開するといった戦略もなかった」と批判した。

戦略があったとしても勝利につながるかは見通せない。日本維新の会の本拠地である参院大阪選挙区をめぐり、立民は党候補を支援する特命担当に維新批判を展開する菅直人元首相を任命した。しかし、東京選出の菅氏の参戦について、維新関係者は「奇策だ。全国的にアンチも多いので逆にありがたい」と余裕の表情で語る。
引用元 立民新ポスター「生活安全保障」 険しい党勢回復

立憲民主党の戦略は、争う相手の日本維新の会の関係者に『ありがたい』と言われる始末です。他党から感謝される選挙戦略は聞いたことがありません。

参議院議員通常選挙が近づくにつれて、期待が高まるのが普通だと思いますが、立憲民主党の場合、見事に期待がしぼんでいきます。

更に国民民主党との略称問題では、正式に常任幹事会で『民主党』を使うことが決定されました。国民民主党も略称で『民主党』を使う方針です。この問題は、衆議院議員総選挙で明らかになり、それから協議をしてきましたが結局まとまらなかったようです。

泉執行部の様子を見ていると、政権準備以前の問題ではないでしょうか。。。そして、他にも大阪選挙区のような奇策を持っているのでしょうか。泉執行部への不満が党内で爆発しないか心配です。

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