オミクロン株の新系統「XE」に警戒
大型連休も最終日を迎え、行動制限が無かったものの警戒すべきものは、オミクロン株の新系統「XE」であります。日本でも空港の検疫で感染者が確認され、市中感染の報告はまだないものの、今後の拡大が懸念されています。
現在、南アフリカを中心にBA.4、BA.5という2つのオミクロン株の亜系統が、そしてアメリカではBA.2の亜系統であるBA.2.12.1が拡大しています。
中略
オミクロン株が世界で最初に拡大した南アフリカでは、2021年12月をピークとした第4波を迎え、その後新規感染者数は減少傾向にありました。
しかし、現在南アフリカでは再び新規感染者数が増加傾向となっています。
この感染者数の増加との関係については明らかではありませんが、現在南アフリカではオミクロン株の亜系統であるBA.4とBA.5という2つの変異株が広がっています。
国立感染症研究所によると、XEは、感染力が高いとされる「BA.2」より、感染者増加速度が12.6%高いとの報告があり、重症化リスクは調査中とのことです。
海外で新たな変異株が拡大していますが、日本国民一人ひとりにできる感染対策は変わりません。手洗いや3つの密を避ける、屋内ではマスクを着用する、などの感染対策を引き続き、行動することが重要と言えます。