「イベントワクワク割」を開始する方針から新型コロナウイルス3回目のワクチン接種を加速
政府は、スポーツやコンサートなどのイベントのチケット代を割り引く「イベントワクワク割」を開始する方針であり、新型コロナウイルス3回目のワクチン接種を加速させるため、若者を中心に呼びかけています。
政府は、新型コロナの感染者が全国的に増加傾向であることから、ワクチンの接種率がとくに伸び悩む若者世代への対策として、3回目のワクチン接種証明などを条件にスポーツやコンサートなどのイベントのチケット代を割り引く事業「イベントワクワク割」を5月にも開始する方向で調整しています。
また、岸田総理は、3回目のワクチン接種を促進するためきょう夕方、若者に呼びかけると共に都道府県の大規模接種会場にバスなどで学生を送迎する大学に対し、交通費などの経費を支給することなど追加の対策を表明する見通しです。
一方、政府は新型コロナウイルスの水際対策について、アメリカやイギリス、フランスをはじめ、ヨーロッパやアジアなどの106か国の入国拒否措置をあすから解除することを決定しました。
法律上の指定を解除した上で、日本への入国をビジネスや留学などの目的に絞る措置は継続します。
また、ロシアやイラクなど、56の国と地域は入国拒否措置が継続されます。
この「イベントワクワク割」の取り組みでは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって甚大な影響を受けているイベントの需要喚起を目的とした事業となります。
また、ワクチン接種証明を活用した割引支援を行うことで、消費者が安心してイベントに参加できる環境が整い、イベントに関わる方々に、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策の定着を促すことも可能と考えられます。
国民の感染予防のエチケットは日常的となり、各イベントの感染対策が工夫して取り組まれている中であるため、実現できる経済回復事業と言えるのではないでしょうか。