立憲民主党『予備費が減っているから臨時国会召集すべき』⇒3月の予算委員会で予備費減額を主張していました。。。


新型コロナウイルスの感染拡大を防止する為に、政府は予備費を活用しています。この予備費は今年度予算で約5兆円が計上されていました。

政府が機動的に新型コロナウイルス対策に予備費を支出した為、今では残りの予備費が半分程度になっています。

この予備費の減少に目を付けたのが立憲民主党です。立憲民主党は予備費が減ってきたことを根拠の1つにし、臨時国会の召集を求めています。ですが、今年度予算が審議されていた予算委員会では、立憲民主党は予備費の減額を主張していました。

3月時点で先を見通すことが不可能だったとはいえ、立憲民主党のあまりにも先を見通す力が欠けています。仮にこのような政党が政権を担った場合、民主党政権の再来になることは間違いありません。

予備費が減った⇒臨時国会の召集を求める立憲民主党。。。

臨時国会の召集を求める立憲民主党ですが、仮に臨時国会を召集した場合、本当に新型コロナウイルス対策を議論するのでしょうか。過去の行動を見れば、立憲民主党の本心は別のところにあるように思えます。

立憲民主党は、予備費が少なくなってきていることを理由に臨時国会の召集を求めています。

新型コロナウイルス対策をめぐって、菅総理大臣は25日、ワクチン接種や治療薬の確保などのために、今年度予算から1兆4000億円の予備費を支出する方針を明らかにしました。

これを受けて、立憲民主党の安住国会対策委員長は、自民党の森山国会対策委員長と26日、国会内で会談し、今回の追加支出で当初5兆円あった今年度予算の予備費は半分程度まで減って感染の急拡大に対応するには足りなくなり、補正予算を編成する必要があると指摘しました。
引用元 自民総裁選前に臨時国会召集を 立民“補正予算編成 急ぐ必要”

予備費が少なくなってきていることは、政府が新型コロナウイルス対策を行っている証拠でもあります。

予備費が減ってきていることに焦点をあてている立憲民主党ですが、本人達は忘れてしまっているのでしょうが、今年度予算を審議していた時、立憲民主党は予備費について反対の姿勢を示していました。

蓮舫参議院議員、泉健太政調会長が反対していた予備費

今では立憲民主党は予備費が枯渇することを懸念して、臨時国会の召集を求めていますが、3月時点では、予備費の減額を主張していました。

衆院予算委員会は2日午前、菅義偉首相と全閣僚が出席して締めくくり質疑を行った。首相は新型コロナウイルス対策のため計上した5兆円の予備費について、「過去に経験のない感染症であり、今後も緊急に対応する必要が生じることが十分に考えられる」と強調。これに対し、立憲民主党の泉健太政調会長は「具体的な対策にお金を使っていくべきだ」と予備費減額を主張した。
引用元 予算案、午後に衆院通過 菅首相「予備費5兆円必要」

菅総理は、予備費の必要性を明確に訴えていますが、立憲民主党の政調会長を務める泉健太衆議院議員は予備費の減額を主張しています。

更には、蓮舫参議院議員は予備費について次のように語っています。

それでは、20年度補正予算や21年度予算案の問題点は何か。「5兆円という巨額の予備費は、政府が自由に使えるお財布になっています」
中略
「こんなやり方は、(政府が財政を動かす際には国民の代表である国会の議決が必要という)財政民主主義の軽視です。予算の使い道を国会で議論し、メディアを通じて報道されることで、納税者である国民の理解を得るという努力を怠っています」。蓮舫さんが憤るのも無理はない。
引用元 21年度予算案、過去最大106兆円超 コロナ予備費、説明怠るな 立憲代表代行・蓮舫氏

予備費に対して否定的な姿勢を立憲民主党の2人は示しています。それにも関わらず立憲民主党は今では予備費の枯渇を懸念しているのです。

予備費について積極的な姿勢を示していた人達が予備費の枯渇を懸念しているなら理解はできます。ですが予備費に否定的だった人達が、予備費の枯渇を懸念し臨時国会の召集を求めているのは理解に苦しみます。

予備費について見てみても、立憲民主党が先のことを考えていないことが良くわかります。このような政党が、仮に政権を担った場合には政治が混乱することは明白です。

批判できればなんでも良い立憲民主党に日本の舵取りを任せるわけにはいきません。

関連記事一覧