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立民岩手1区の公認争いが激化。党本部が『現職優先』の姿勢⇒小沢一郎衆議院議員は『文句があるなら俺に言え!』と徹底抗戦の構え。。。


衆議院議員総選挙が目前に迫り、各党が急ピッチで公認候補者を選定しています。立憲民主党もその例にもれず、公認候補の選定をしています。

公認候補ですらすんなり決まらないのが立憲民主党です。旧立憲民主党と旧国民民主党間でも公認調整や今や『友党』ともいえる日本共産党との候補者調整もあります。

そうした候補者調整と一線を画し、公認争いが激化している選挙区が岩手1区です。現職がいるにも関わらず、新人の公認候補を擁立した県連でしたが、党本部は『現職優先』の姿勢を示しました。

この党本部の姿勢に激怒したのが、岩手県連の代表を務めている小沢一郎衆議院議員です。重鎮・小沢衆議院議員と党本部、どちらに力があるのでしょうか。

現職よりも新人を優先した県連の判断に党本部が『待った』をかける

小沢衆議院議員と階猛衆議院議員の軋轢が良くわかるのが岩手1区の公認候補争いです。小沢衆議院議員は、現職の階衆議院議員がいるにも関わらず、新人候補の擁立を決めました。この動きに対して、福山哲郎幹事長は『現職優先』の姿勢を示しました。

次の衆議院選挙で、立憲民主党の現職と新人による岩手1区の公認争いについて、党本部の福山哲郎幹事長は、「現職が公認候補となるのが原則」との考えを示した。次の衆院選の岩手1区を巡り、立憲民主党県連は、新人で盛岡市出身のフリーアナウンサー、佐野利恵さん31歳を公認候補として党本部に上申した。
中略
福山幹事長「次の衆院選での公認を前提とした総支部長の任命をさせていただいたという原則がある。要請がきていることについては承知はしているが、選対としてはそのことについて一旦受け付けていない」。
引用元 次期衆院選・立憲民主岩手1区「現職が公認候補となるのが原則」

『現職優先』という一番わかりやすい基準を示した福山幹事長ですが、この判断に異を唱えたのが小沢衆議院議員です。

『異を唱えた』と言えば聞こえは良いですが、実態は『喧嘩腰』でした。

党本部の判断に激怒した小沢衆議院議員

小沢衆議院議員は立憲民主党の中では、重鎮中の重鎮です。その小沢衆議院議員が福山幹事長の発言に猛烈に怒っているのです。

立憲民主党の重鎮で岩手県連代表を務める小沢一郎氏は25日、次期衆院選岩手1区の公認問題を巡り、岩手県連が新人の擁立を発表したにもかかわらず、党執行部は現職を公認する方針を変えないことに不快感を示した。東京都内で記者団に「(党執行部は直接)何も言ってこない。文句があるなら俺に言え」と述べた。
中略
階氏は旧民主党時代、消費税増税を巡る路線対立で小沢氏とたもとを分かった。小沢氏側は政治資金問題でも階氏と対立し、県連への所属を認めなかった経緯がある。
引用元 小沢一郎氏「文句があるなら俺に言え」次期衆院選岩手1区の公認問題を巡り

『文句があるなら俺に言え』とは、小沢衆議院議員がどれほど怒り心頭かよくわかります。ですが、党本部と県連代表の上下関係を考えたら、当然党本部の方が上位に来るはずです。

党本部の示した考え方について、『文句があるなら俺に言え』と発言した小沢衆議院議員は党本部より上位に立つのでしょうか。

重鎮とは言え、小沢衆議院議員は立憲民主党に所属するイチ国会議員であることに変わりはありません。

幹事長がイチ国会議員を制御できないのでは、立憲民主党にはガバナンス能力がないと自白しているようなものです。

旧民主党以来、分裂を繰り返してきた旧民主党勢力ですが、また衆議院議員総選挙で同じことを繰り返すつもりなのでしょうか。国政を混乱させない為にも、立憲民主党には厳しい判断をしなければなりません。

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