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賭けマージャン問題。社会的制裁を受けた黒川氏に対し、身内に守られている記者3名。報道機関としてこれでいいのか?

東京高検検事長の黒川弘務氏を辞任に追い込んだ、賭けマージャン事件。

検察庁のナンバー2が、新型コロナウイルスによる、緊急事態宣言の真っただ中、記者の自宅で3密の環境で、賭けマージャンを行ったことで、二重の意味で衝撃と共に世間からバッシングを受けました。

黒川氏が辞職したことは、致し方ないことでしょう。むしろ、そうしなければ収まりがつかなかったでしょう。しかし、問題は同席した産経新聞と朝日新聞の記者です。

権力を監視する立場の新聞記者が、権力と癒着して賭け事に興じるなど、産経新聞や朝日新聞の読者を裏切る行為ではないでしょうか。

検察とマスコミはズブズブの関係なのか?加藤浩次氏「いつまでやってんの?」

この問題に対して、日本テレビの「スッキリ」のMC加藤浩次氏が怒りのコメントをしていました。

加藤は「ポイントは、検事長という立場。新聞社の記者、元記者も緊急事態宣言で家の中にいるということを報じないといけない人が、全く不要不急でないところにみんなで集まって密を作ってそこで麻雀やってる。しかも分かってるだけで今月だけでも2日。その意識の低さが問題」と指摘。

記者とこういった立場のある人が麻雀をやったり飲み会やったりしてる。スクープ取るという大義名分は分かるし、健全に分けて考えてる方もいらっしゃると思うが、こういう状況はもうナンセンスじゃないの?って。なんなの?って。朝日なんなの?って、そこ繋がってんの?ってありますよ」と検察庁と記者の関係性に怒り心頭。

こんな古い事やってたらダメでしょ。いつまでやってんの?しかもこの時期に。根本の裏側はこんな体質ずっとやってんでしょ?と」とも語り、怒りは最後まで収まらない様子だった。

引用元 加藤浩次、黒川氏賭け麻雀報道で記者にも怒り「ナンセンス」「そこ繋がってんの?」

加藤氏も権力とマスコミの癒着を問題視しています。しかも、スクープ狙いでマージャンを誘ったのではないかという疑問も訴えています。

マスコミのスクープ狙いと言えば、記憶にも新しいのが、財務省官僚に対して女性記者に取材をさせ、セクハラ問題に発展した事件が記憶に新しいと思います。

これもスクープを引き出すためにテレビ朝日が、セクハラの相談があったにもかかわらず、官僚に接近させていました。

加藤氏が言うように、いつまでこのようなことをやっているのでしょうか。やはり、マスコミが権力の監視者であるためには、一定の距離を持たなければ、情報を得やすい今の読者にはすべて筒抜けになり、ますますマスコミ離れが進むと思われます。

放送されない実名。マスコミの身内庇いに橋下徹氏も「もし僕が同じことをやったら…」

もう一つネット上で言われているのが実名報道です。同じマスコミの日刊スポーツでは、このように報じています。

実名報道をうたう新聞社がこれだけの大事件の一方の当事者の実名報道しない理由は何なのだろうか。賭けマージャンもステイホームの時期の行動も、取材だから匿名なのだろうか。それならその時の様子はなぜ記事にならないのだろうか。遺族が嫌がろうとも実名で報道してきた新聞は身内には極めて甘いのか。他社もその実態を知りながら、いや関与しているから頬かむりなのだろうか。

引用元 黒川辞任、実名報道しない理由は何か/政界地獄

元大阪知事の橋下徹氏も同様の指摘をしています。

そして今回のことについて言えば、産経も朝日も、時代遅れも甚だしい。なんでこの記者たちを実名報道しないのか。もし僕が同じことをやったら、家の前にカメラを並べられ、連日ワイドショーに取り上げられ、社会的に抹殺されるだろう。どうしてワイドショーは朝日や産経に押しかけないのか。社長に会見を開かせないのか。それは、メディア同士がなあなあになっているからだ。

引用元 「どうしてワイドショーは朝日や産経に押しかけないのか。社長に会見を開かせないのか」橋下氏が黒川検事長の“賭けマージャン”報道で問題提起

日刊スポーツも橋下氏も、身内に甘い新聞社に言及しています。

これにはネット上でも「報道しない自由」と揶揄されています。確かに、何かあれば群がる記者やワイドショーがこれに対して沈黙なのは、あまりにも解せない話です。

そんな中、SNSで関係した記者の名前が明かされました。

本来、実名を明かすのはマスコミの仕事ですが、SNSで発信されるとは皮肉な話です。それだけ今のネット上の情報力は侮れないということですね。

Twitterによると、大竹直樹氏、河合龍一氏は産経新聞。大島大輔氏は朝日新聞ということです。

さて、この三者の処分はどうなるものでしょうか?黒川氏は、立場こそあれ職を追われ、社会的制裁を受けました。当事者の三名がおとがめなしでは、世間は納得しないでしょうね。

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