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楽天・三木谷氏、ワクチンのファイザー以外のワクチンの緊急承認を求める。。。そのワクチンはどこの国?まさか中国ですか?


楽天の創業者として知られている三木谷氏ですが、最近は本業に加えて新型コロナウイルスのワクチンについても積極的に情報を発信しています。

三木谷氏は、経営者として知名度があり影響力がありますが、ワクチンの専門家ではありません。専門家ではないですが、影響力を持つ三木谷氏の発言には注意が必要です。

ワクチンについて緊急承認を求めた三木谷氏ですが、一体どこのワクチンを念頭に置いているのでしょうか。

ワクチンの緊急承認を求める三木谷氏、ファイザー以外ってどこ?

三木谷氏は日本のワクチン接種の状況について、積極的にSNSに投稿しています。その内容の大半は、政府の対応を批判するものです。

批判を繰り返す三木谷氏ですが、ワクチンの承認について次のような投稿をしていました。

一見、三木谷氏の投稿は共感を生みそうなものでもっともらしく見えますが、日本が供給契約を結んでいるファイザー以外の製薬会社はモデルナとアストラゼネカの2社で、三木谷氏がSNSに投稿する1か月以上前の2月5日にアストラゼネカ、3月5日にモデルナが承認申請を行っています。

三木谷氏が言う『ファイザー以外』とはこの2社を指しているのでしょうか。それとも別のワクチンを指しているのでしょうか。

そして三木谷氏は、勘違いもしています。『緊急承認』という制度は日本にはありません。日本にあるのは『特例承認』です。

三木谷氏に言われるまでもなく、モデルナもアストラゼネカも特例承認の適用を求めました。

この2社については20日にはすでに承認の可否が判断される運びとなっています。

アメリカの製薬会社モデルナが開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、国内での治験の結果、2回の接種を受けた全員に、ウイルスの働きを抑える「中和抗体」の増加が確認されたことが分かりました。
厚生労働省は、今月20日に承認の可否を判断する方向で最終調整しています。
引用元 モデルナ アストラゼネカ 2社のワクチン 20日に判断へ 厚労省

三木谷氏が求めた『緊急承認』がモデルナとアストラゼネカについての話であれば、何一つとして問題はありません。

しかし三木谷氏の発言には疑問が残ります。

三木谷氏が代表理事を務める新経済連盟の提言。。。

楽天の会長兼社長の顔以外に、三木谷氏は新経済連盟という業界団体のトップの顔も持ち合わせています。

この三木谷氏が代表理事を務める新経済連盟は、ワクチン対策の緊急提言を発表しました。

接種オペレーション等の抜本的な見直し(保健所に依拠した体制の見直し)
(1)医療関係者による診療所、一般クリニック等での接種を実施する。
(2)大型の駐車場を使ったドライブスルー形式導入や大型施設での接種を行う。
(3)接種に関与する人的リソースを拡大する(医師以外の医療関係者等の活用)。
その際協力者へは補償やインセンティブ等の支援措置を講ずる。
(4)サプライチェーンマネジメントの民間アドバイザリーボードの体制を構築する。
(5)一回接種も検討する。
ワクチンの承認
(1)欧米等諸外国の安全性・有効性のデータを基に、緊急承認を行う。
(2)ワクチン接種によって起きる副反応等の安全性の情報を迅速に共有し、副反応のリスクとワクチン接種のベネフィットを明らかにして、ベネフィットが上回る場合として、個人の自由意思に基づくワクチン接種を認めることを検討する。

引用元 コロナ問題を克服するためのワクチン対策の緊急提言

こちらの提言でもワクチンの承認について触れていますが、『欧米等』の『等』とはどこのことを指しているのでしょうか。欧米以外でワクチン接種が進んでいる国とは、中国だと勘ぐってしまうのです。

中国のデータを使えと提言が言っているなら、それは中国製ワクチンを使用しろと言っているに等しいと言えるのではないでしょうか。

そして、提言ではワクチンの1回接種にも触れていますが、1回接種のワクチンでは、提言発表後ですが、次の報道がありました。

新型コロナウイルスのワクチン開発を進めるロシア政府は、1回の接種で済むワクチンが新たに承認されたことを明らかにしました。

中略

感染対策を担当するゴリコワ副首相は6日、プーチン大統領とのオンライン会議で、4種類目のワクチンとなる「スプートニク・ライト」を6日付けで承認すると明らかにしました。

このワクチンは「スプートニクV」と同じ国立ガマレヤ疫学・微生物学研究所が開発し、1回の接種で済む種類だということです。
引用元 ロシア 自国開発4種類目のワクチンを承認 1回接種で済む種類

1回接種を提言していた三木谷氏のことです、今後このロシア製ワクチンの導入を訴えるかもしれません。

三木谷氏の楽天は、中国資本から大規模な出資を今年に入って受け入れました。そのことが引き金になり、日本とアメリカの両政府から監視されることになったとの報道もありました。

三木谷氏、そして楽天が中国に傾倒するのは構いませんが、ワクチンに乗じて日本を西側陣営から中ロの東側陣営に引き込むような工作をするべきではありません。

三木谷氏の発言はその意図に注意する必要があります。

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