石破茂氏の呆れた経済観「グローバル経済からの脱却」「低金利政策の見直し」=世界から孤立し、消費を冷え込ませ、赤字国債を膨らませたいの?まるで悪夢の民主党政権ですね。
安倍総理が辞任を表明して、次期総裁は誰になるのか?国民の関心は、ますます高まっています。そんな中、一部のマスコミの調査では、相変わらず石破茂氏が人気一位となっています。
しかし、元自民党議員や、論者の中では、「石破氏に人気がある理由がわからない」という声も多々あります。それはまずは人望がないからだと言われています。
総理大臣には、あらゆるスキルが求められます。特に外交ですが、これに関しては、石破氏は外交音痴として有名です。そして、外交と共に重要なのが経済です。
石破氏の経済政策がどのようなものか見てみましょう。
石破氏、杉村氏の質問にトンチンカンな答え
石破氏は、テレビ朝日のワイドスクランブルに出演し、元衆議院議員の杉村太蔵氏に経済政策に対して問われました。しかし、石破氏の口から出た政策は首をかしげるものでした。
杉村「石破さんの支持が上がらないのはマクロ経済政策。ブログ見たけどどっかの夕刊コラムみたい。全然政策の事書いてない。マクロ経済政策の無い政権は支持できない。ひと言、経済政策、理念聞きたい」
石破「グローバル経済脱却。東京一極集中是正」 pic.twitter.com/PDWQtNvZqi— 自由 (@FreeTweet000) July 1, 2020
文字起こししてみましょう。
石破氏「それはグローバル経済からの脱却。東京一極集中の是正。これにつきます。」
杉村氏「あ…」
石破氏「それにつきます!」
杉村氏「つきます…」
石破氏「それだけ!」
石破氏「だって100年に1回ってそういうことでしょ?100年前はそうだったでしょ?
グローバル経済があって、第一次世界大戦、スペイン風邪、そして、大恐慌。グローバル経済崩れていったじゃないですか。で、こんなにグローバル経済で国内の格差が開いて国が持ちますか?」
石破氏「そして、金利がほとんどゼロで、そりゃすぐ上げろだなんていいませんよ、私は。ですけど、お金に値段がつかないということで、資本主義は機能するんですか?それは、この低金利政策てのをどこまで維持をするか。それは金利を上げるだなんて、間違っても私言えないけどね。だけども本来あるべき経済に戻すてことは我々視野に入れないといけない。東京一極集中の是正は絶対やらないと、絶対国は持ちません。」
石破氏は、杉村氏の「税制や財政はどうするのか、規制緩和はどうするのか」という質問の経済政策の内容には答えず、グローバル経済だとごまかし、一極集中是正とトンチンカンな発言をしています。杉村氏が呆れるのも理解できます。
経済に対して全く知識がなく、無策、無知ということがわかります。
鎖国!?グローバル経済の脱却が何を意味するか解ってますか?
石破氏はグローバル経済の脱却と言いますが、江戸時代にタイムスリップするつもりでしょうか?
経済のグローバル化というのは、企業の海外進出だけでなく、「国や地域の垣根を越えて、社会的・経済的な統一」ということです。そこには様々なビジネスチャンス(商圏範囲の拡大や技術革新・サービスの向上)が存在し、経済だけでなく、文化交流することでグローバル化が進んでいきます。
企業が発展途上国に工場を作り生産すれば、発展途上国も潤うし、安価で製品が作れる=国民が喜ぶということにもなります。
世界人口77億人から1億2000万人に商圏を狭めて、日本はどうやって発展するのでしょう。
何より、食料自給率も低く、資源も乏しい日本がグローバル経済から脱却するのは、自殺行為です。
石破氏は、日本が外需によって発展してきた事を理解していないのでしょうか?
また、石破氏は「100年に1回~」と言っていますが、1930年代のブロック経済を目指すのでしょうか?世界はブロック経済に走り、それによって第二次世界大戦が起こったことは言うまでもないでしょう。
石破氏は、また大戦を望んでいるのでしょうか?それとも、日本が中国に飲み込まれることを是としているのでしょうか?
それとも、そんな事も考えずに発言しているのでしょうか?
石破氏「東京一極集中の是正」政治家の発言としていかがなものか
また、石破氏は「東京一極集中の是正」と言いますが、地方創生の観点から、そういった意見もあります。しかし、日本がここまで国際的にも認められたのは、東京というブランドが、ニューヨーク、ロンドン、パリという大都市に並んだからです。
東京が発展し、国際会議、外国人観光客も東京へ。国際金融市場での相場形成力も高くなりました。これは、日本の信頼度を世界的に高めたことにもつながります。
とはいえ、東京ばかりが発展し、地方が過疎化するのも問題です。だとすれば、東京の力を削ぐのではなく、東京は維持もしくは発展させつつ、地方も活性させるというのが政治家の答えとして正解だと思います。
石破氏「低金利を元に戻す」悪夢の民主党政権時に戻したいのか
次に、石破氏は金利について言及していますが、これも全くナンセンスです。
米国をはじめ、海外でも低金利を推し進めています。
もちろん低金利にはメリットもデメリットも存在します。
マイナス金利のメリットの一つは、ローン商品が低い金利で借りられることです。そしてマイナス金利のデメリットの一つは、預金商品の金利が低いことです。
そして、必要だから低金利を行なっているのです。
マイナス金利のメリットは、ローン商品において、マイナス金利導入以前よりも相対的に低い金利で借入できることです。
そもそもマイナス金利導入の目的は、物価の上昇を通じて国内の個人消費や設備投資などを活性化させることです。
そのために、お金の貸し手としての役割を担う銀行などの金融機関が余剰な資金を貯め置かないように、積極的な貸し出しを行う仕組みとなっています。
石破氏は「本来あるべき経済に戻す」と言いますが、低金利をやめれば、ローンの金利が高騰し、ローンで購入するような高額商品を消費者は買い控えることになり、企業も設備投資を控えることになります。
家が売れない、マンションが売れない⇒不動産業・建築業がピンチ
車が売れない⇒自動車産業がピンチ
教育ローン⇒大学進学に戸惑い
消費が減れば経済が冷え込むのは、自明の理です。
石破氏の言う「本来あるべき経済に戻す」とは、あの悪夢の民主党政権時に戻すということなのでしょうか。
また、ローンの金利が増えるということは、消費者だけではありません。日本国債の金利も上がるということも考えなくてはいけません。
国債の金利が増えるということは、国で使う予算が減るということです。これも、民主党政権時のように、赤字国債が膨れ上がるということを意味します。
恐ろしい経済センスです。もはや、経済音痴といってもいいでしょう。
外交音痴に加え、経済音痴ということも立証されました。もし、石破政権が誕生すれば、民主党政権と同じ日本がやってくるのではないでしょうか。
このことだけは多くの国民が絶対に避けたいと思っていることでしょう。