大型LEDで屋外同様の臨場感、AIが広告効果も評価 




産経新聞の記事によると、電通は18日、次世代の撮影スタジオ「FACTORY ANZEN STUDIO」(横浜市鶴見区)を報道陣に公開した。同グループの旗艦スタジオで、高精細の大型LEDディスプレーに背景を表示し、屋外撮影と遜色のない映像表現が可能という。映像の編集でも、AI(人工知能)が複数の撮影シーンの中から最も広告効果の高い構成を評価するなど、最新のデジタル技術が活用されている。
と書かれています。

スタジオは今年1月にオープン。154坪のレッドスタジオと176坪のブルースタジオの2面設計となっています。
レッドスタジオでは、高精細大型LEDディスプレーを常設します。
背面にさまざまな風景映像を表示し、手前にある実物と違和感のないように撮影する最新の映像技術が使われているとのこと。
撮影カメラは位置情報が計測されており、背景映像はカメラの向きや焦点の設定に合わせて、自動で角度を変えたり、ピントをずらしてぼやけさせたりします。
架空のCM撮影では、従来の方法では数日かかる撮影も、室内1シーン、屋外6シーン、商品カットなど、全27カットを8時間で撮影できたといいます。
従来の合成撮影では、CG(コンピューターグラフィック)の制作に時間を要し、2カ月ほどかかるが、最短で1カ月程度に短縮することができ、人件費などの制作コストを抑えることができるといいます。




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