Jリーグ試合会場でマイナンバーカードを活用




産経新聞の記事によると、デジタル庁は6日、Jリーグの試合会場でマイナンバーカードを活用する実証実験を行うと発表した。試合に合わせて行われる抽選イベントの賞品贈呈時の本人確認に利用するほか、応援チームや居住地などの属性に応じた特典を提供し、地域振興につなげる。マイナンバーカードで来場者情報を把握して的確なサービスを提供することにより、ファン層の拡大や顧客体験の向上につなげることを目指す。
と書かれています。

実験では、来場者本人の同意を得た上でマイナンバーカードにひも付く住所情報などを確認するとのこと。
その上で、例えば試合会場近くに住むファンにはアウェイ側チーム本拠地の名産品を、遠方に住むファンにはホーム側チーム本拠地の名産品を贈呈するなどして地域の魅力を知ってもらい、各本拠地の振興につなげたい考えです。

実験は、11月1日の川崎フロンターレ対鹿島アントラーズと、11月9日の湘南ベルマーレ対北海道コンサドーレ札幌の2試合の会場で行う予定です。

マイナンバーカードの8月末時点の保有枚数は9347万枚に上ります。
デジタル庁は民間事業者と連携してマイナンバーカードの活用を図っており、昨年度は、チケット販売大手「ぴあ」などとともに、チケットの不正転売抑止やイベントでの酒類等提供時の年齢確認に活用する実証実験も行ったとのことです。




関連記事一覧