スルガ銀行、不正融資の全件調査求める株主提案否決




産経新聞の記事によると、スルガ銀行は26日、静岡県沼津市で定時株主総会を開いた。アパートやマンションへの不正融資問題を巡り被害を訴える株主約300人が、不正融資に関する訴訟費用の公開や融資の全件調査などを求める計20議案を提出したが、全て否決された。加藤広亮社長ら取締役7人の選任など会社側の提案は可決された。と書かれています。

株主提案には、不正の原因となった経営体制が改善していないとして、社外からの監視を強めることができる「指名委員会等設置会社」への移行を求めるものもありました。
被害者団体の弁護士らが質問に立ち、昨年の総会で不正融資問題の早期解決を目指すとした加藤氏の発言に関し、全く進んでいないなどと批判しています。
団体の冨谷皐介代表は総会後の記者会見で「7回目の参加だが、今までに増して追い詰めることができた」と感想を述べました。
株主からしたらたまったもんじゃないこの事件ですが、まさかの全件否決という結果に。
今後どのような動きになっていくのか注視が必要です。




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