SEO対策は「オワコン」か？ 検索エンジンへの生成AI実装
産経新聞の記事によると、Googleが2024年5月に最新の生成AI「AI Overview」を発表し、とうとうGoogle検索に生成AIが本格的に実装されます。全世界シェア率が90％以上のGoogle検索が大きく進化し、私たちの「検索する」という行為が変わろうとしています。と書かれています。
こうした影響により、マーケティング施策の1つである検索結果の上位に表示させる「SEO対策」の不要論が再び議論されそうです。
まず生成AIと検索の未来で考えられるのは、SEO対策が重要ではなくなるかもしれません。
AI OverviewはGoogleへの登録は不要で、検索エンジンの一部として誰でも使える生成AIの機能となります。
現時点の仕様としては、Google検索の検索窓にキーワードを入力することで、検索結果の最上部で生成AIがそのキーワードの回答として適した回答を文章や画像を交えながら表示してくれる仕様となっています。
ただし、サイト運営者側としては1つ大きな懸念があります。それは、サイトをクリックせずに目的の情報を得る「ゼロクリックサーチ」と呼ばれる現象が多発する可能性があることです。
このAI Overviewは全てのキーワードに対して一律に表示されるわけではなく、ジャンルによって表示が異なるため、現時点でAI Overviewの実装が必ずしもビジネスの売り上げなどに直結するとは言いきれませんキーワードやジャンルによっては検索順位の上位に表示させることの重要性が下がり、SEO対策自体が不要になる可能性さえあります。
