ロシア産LNGに新制裁か EU、収入削減狙う




産経新聞の記事によると、ロイター通信などは6日、ウクライナへの侵攻を続けるロシアに対する欧州連合(EU)の新たな制裁として、ロシア産液化天然ガス(LNG)のEU域内港での第三国向けの積み替えを禁じることを検討していると報じた。EU向けの輸出減に加え、第三国への輸出を制限することで、国家収入をエネルギー輸出に頼るロシアに打撃を与える狙いとみられる。と書かれています。

EUへのロシア産ガスの輸出減は2022年に本格化。ロシアメディアによると、ロシア政府系天然ガス企業ガスプロムが今月発表した23年12月期決算では、最終損益が6291億ルーブル(約1兆600億円)の赤字に転落しました。
赤字転落は24年ぶりとなります。
新たな制裁が実施されれば、歳入の4割程度を石油・天然ガス収入に依存するロシアの財政に影響を与えそうです。
EUなどは22年12月からロシア産原油の価格上限を超えた取引に対し海上輸送に関する保険を認めないなどの制裁措置を行っています。




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