立民・泉代表が辻元議員を代表代行に起用する衝撃の一手です。。。逆効果ではないでしょうか
通常国会が召集され、予算委員会での審議が始まっています。被災地支援の議論が行われることを期待していましたが、一部では自民党の政治資金問題が取り上げられています。
政府与党に対して攻勢に出たい立民ですが、26日に開催した両院議員総会で驚きの人事が発表されました。
3人目の代表代行に辻元議員が起用されたのです。
政治資金の問題で自民党を批判している最中に、秘書給与問題で有罪判決を受けた人物を代表代行に就けるとは正気の沙汰とは思えません。
泉代表、奇策を打ち出すものの。。。
存在感を示し、政権交代への道筋をつけたい立民の泉代表が26日に開いた両院議員総会で驚きの人事案を提案しました。
西村議員、逢坂議員の二人が務めている代表代行の職に、辻元議員を加えることを発表したのです。
この人事について泉代表は『知名度がある辻元氏に全国を行脚してもらいたい。次期衆院選に向けた体制の強化だ』と狙いを語っています。
辻元議員は21年の衆議院議員総選挙で、小選挙区で勝つことができず、そして比例復活も叶わなかった人物です。その後、参議院に鞍替えし議席を確保しました。辻元議員は今回の代表代行就任について『私たち国会議員は国民のために存在します。その原点に帰って政治の信頼を取り戻し、さまざまな苦しみを抱える方々に寄り添って問題を解決するため、国会内外で全力を尽くします。』とSNSで意気込みを語っています。
泉代表は追及に迫力がある辻元議員を代表代行に据えることで、期待を集めたいと思っているのかもしれませんが、過去に政治とカネ問題が浮上した辻元議員を代表代行に据えることは正しい判断なのでしょうか。
当時、朝日新聞は次のように報じていました。
「名義貸し」の方法で国から振り込まれた政策秘書2人分の給与約1880万円を詐取したとして、警視庁は18日、社民党の前衆院議員・辻元清美容疑者(43)=大阪府高槻市=と土井たか子・社民党党首の元政策秘書五島(本名・渡辺)昌子容疑者(66)=東京都品川区=、辻元前議員の元秘書2人の計4人を詐欺容疑で逮捕した。調べに対して、辻元前議員は「後で事実は明らかになるでしょう」などと容疑を否認しているという。
引用元 辻元前議員を逮捕 秘書給与詐取容疑、元秘書3人も
有罪判決、そして選挙で当選していることを踏まえ、泉代表は問題ないと思っているのでしょうか。
自民党の要職者に疑惑が浮上しただけで、猛烈な批判をするにも関わらず、有罪判決を受けた人物を代表代行に据えるとは呆れるばかりです。
泉代表は「次期衆院選に向けた体制の強化」としていますが、逆効果と思う人は多いのではないでしょうか。