急増するドローンショーでは機械を指揮する“振付師”まで登場
産経ニュースによると、日本でも目にすることが増えたドローンショー。魔法のような空の舞台はどのようにつくられているのだろうか? 国内最大級の規模で屋外ショーを成功させた石川県のスタートアップ、そして約10年にわたり屋内ショーを開拓してきたスイスのスタートアップに「ドローン振付師」として採用されたエンジニアに、その舞台裏を聞いた。とのことです。
夏の風物詩と言えば花火。しかしこの夏、日本の夜空は数百のドローンによって彩られていました。
「世界陸上 ブダペスト」「アジア大会 中国・杭州」に際して催されたドローンショーもそのひとつです。
神宮外苑の上空で、国内最大級の規模である約900機のドローンがやり投げや走り高跳びの動きを再現してみせました。
まだ黎明期とはいえ、ドローンによるインドアショーは今後は国内でも増えていくと予想されます。
パンデミックの規制緩和に伴う需要の高まりを受け、ドローンショー・ジャパンも22年7月にインドアショーの提供を始めました。
また23年9月には、スペースワンという別の国内のスタートアップもインドアショー事業を開始しているといいます。
見え方を正確に設計できるドローンショーは、人気キャラクターとも相性がよく、2023年8月の1カ月だけでも「ポケットモンスター」の世界大会やオンラインRPG「ファイナルファンタジーXIV」の新生10周年記念イベント、東京ディズニーリゾートの開業40周年記念イベントでドローンショーが開催され、各地のファンを沸かせています。
海外ではNetflixによる実写版「ONE PIECE」のプレミアイベントで、作中のキャラクターや名シーンがロサンゼルス上空を彩ったとのこと。
発展する技術にともない代わる風物詩。
新技術を使ったイベントは今後もどんどん増えていくと思われます