量子コンピューター国産初号機、今月末にクラウド公開しサービス運用開始




理化学研究所は9日、量子コンピューターの国産初号機を今月末にクラウド公開し、外部から研究に使ってもらうサービスの運用を開始すると明らかにしました。

初めての国産機が整備されることで研究人材の裾野が広がり、量子情報技術の研究開発が促進されると期待される。

量子コンピューターは、スーパーコンピューターでも不可能な計算が可能になるとされる、次世代の「夢の計算機」だ。国産初号機は、昨年4月に策定された政府戦略の「量子未来社会ビジョン」で今年度中の整備が掲げられ、理研の量子コンピュータ研究センター(RQC、埼玉県和光市)で開発が進められていた。世界中で量子コンピューターの開発競争が激化する中で、日本の国際競争力向上の起爆剤となるかが注目される。
量子コンピューター国産初号機、今月末にクラウド公開

開発を率いた中村泰信RQCセンター長は「量子コンピューターを作る側と、使うユーザー側が実機に触れながら情報交換し、より良いものを作る共同作業の場になれば」と期待を込めました。
次世代の夢の計算機ということで、一般人で使うことは到底ないでしょうが、研究などでは重宝されることでしょう。




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