米次官補、長官に先立ち日中韓歴訪へ




米国務省は10日、クリテンブリンク国務次官補が11~14日に中国、韓国、日本の3カ国を歴訪すると発表しました。
来年初めに予定するブリンケン国務長官の訪中に先立って地ならしを進め、日本政府が今月改定する外交・安全保障政策の指針「国家安全保障戦略」など安保3文書についても協議するとみられています。

国務省はクリテンブリンク氏の訪中に関し、意思疎通の強化で一致した11月の米中首脳会談を踏まえた協議が目的だと説明した。「米中間の競争を責任を持って管理し、協力の余地がある分野を探る」としている。
米次官補、日中韓歴訪へ 長官に先立ち、安保協議も

クリテンブリンク氏は中国が軍事圧力を強める台湾情勢やロシアのウクライナ侵攻、気候変動対策といった幅広いテーマの論点を整理し、ブリンケン氏の訪中時に実効性のある協議ができるよう事前折衝に取り組む予定です。
韓国と日本では対中政策を擦り合わせ、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮の脅威を念頭に同盟強化の方策を協議する方向で見られています。




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