大阪府が病院のサイバー対策強化のためにオンラインセミナー開催
大阪府は30日、大阪急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)でサイバー攻撃によりシステム障害が起きた事案を受け、病院のサイバーセキュリティー対策強化を目的としたセミナーを開くと発表しました。
吉村洋文知事は記者会見で「今回の事案を教訓に実務的な研修にする」と述べています。
システム障害は10月31日に判明。身代金要求型ウイルス「ランサムウエア」とみられるサイバー攻撃で同センターの電子カルテが使えなくなり、手術や外来診療を一時停止するなどの影響が出た。電子カルテシステムは12月中旬に復旧する見通しで、来年1月の完全復旧を目指している。
吉村氏は、医療機関を狙ったサイバー攻撃が増加傾向にあるとした上で「セキュリティーを常に最新の状態に保つことが重要。病院の対策のレベルを高める必要がある」と参加を呼びかけています。