ソフトバンクの最新技術公開、生き埋めの人をドローンで位置特定
ソフトバンクは11月25日、災害で土砂やがれきに生き埋めになった人のスマートフォンの電波をドローンで探知し、位置を特定する技術を千葉県長生村などで初めて公開しました。
来年以降の商用化を目指すということで注目が集まっています。
この日のデモンストレーションでは、有線で電気を供給しながら飛ぶ2機のドローンが、土砂に埋まったスマホの位置を特定した。9月ごろに実証実験が成功したという。有線給電により長時間利用できるほか、補助ドローンがケーブルを持ち上げることで障害物を避けて広範囲を移動することが可能となった。
また、ドローンからWi-fiの電波を発射することで、他社の通信回線を利用する遭難者のスマホの位置も特定できるシステムや、山菜採りなどでスマホを身に着けず遭難してしまった人に向けて呼びかけができるスピーカーを搭載したドローンシステムも紹介しています。
位置を特定するためにはスマホの電源が付いており、専用アプリをインストールしておく必要があります。
この技術が導入されれば災害時など様々な場面で活躍することができます。