中国、コロナに対し厳格に感染を抑止するも改善する兆しが見受けられず。。。




中国は新型コロナウイルスに対し、厳格に感染を抑止するダイナミックゼロ政策を立て直しているものの改善される兆しは見えず、ワクチン接種も比例して遅れを取っています。

[北京 26日 ロイター] – 中国で牛肉火鍋レストランチェーンを運営する八合里は新型コロナウイルスのパンデミック発生以降、売上高がそれまでの3分の1に激減した。当局が新規感染者ゼロを達成したとしても、事業拡大計画を再始動するつもりはない。

創業者リン・ハイピン氏に話を聞くと、中国政府が断固として感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ政策」を推進し、人々の生活が混乱を極めた結果、消費者がすぐには先行きに対する自信を取り戻せなくなっている点に問題の根がある。

中略

中国の消費者信頼感は過去最低圏で推移し、民間投資は上半期に鈍化。若者の失業率は19.3%と過去最悪の水準に上昇し、政府に追加の景気対策を促す声が強まっている。

今年になって新型コロナ関連の多種多様な規制措置の影響を受けた都市は十数カ所、その住民は数億人に上る。極めつけが4月から5月いっぱい実施された上海のロックダウン(都市封鎖)だった。さまざまな業種の企業が休業し、当局の場当たり的な対応のために時には再開を認められてすぐにまた閉鎖を強いられるケースも出ている。

引用元 焦点:自信失う中国経済、ゼロコロナで企業も消費者も萎縮

ロックダウンの影響から不動産市場の問題と世界経済の不確実性が中国経済に影響され、一部都市ではロックダウンが実施されましたが、感染力の強い新型コロナ変異種BA.5の拡散から懸念点はさらに強まっています。

またワクチンによって新型コロナの致死率が大幅に減少した一方、中国は過去の感染抑止策の成功に捕らわれ続けているため、懸念点の検討と改善が見受けられません。



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