日本維新の会の松井代表、議席を増やすものの代表辞任⇒立民の泉代表、議席減らしたのに代表辞任を否定です。。。

参議院議員通常選挙の投開票が終わりました。その選挙では予想されていたこととは言え、立憲民主党が昨年の衆議院議員総選挙に続いて議席を減らしました。

そして、その衆議院議員総選挙と同様に議席を増やしたのが日本維新の会です。日本維新の会は比例代表では、立憲民主党を上回る票を集めました。ですが、驚くことに日本維新の会の松井代表は会見で代表を辞任する意向を表明しました。

議席を増やしても代表を辞任する人がいる一方で、議席を減らしても退かない姿勢を示す党首もいます。

どちらが、この参議院議員通常選挙に強い気持ちで臨んでいたのかよくわかると思います。

議席増でも代表辞任を表明した松井代表。。。

昨年の衆議院議員総選挙の勢いそのままに参議院議員通常選挙に臨んだのが日本維新の会です。

注目されていた東京選挙区、そして京都選挙区での議席獲得はなりませんでしたが、比例代表では立憲民主党の7議席を上回る8議席を獲得しました。

昨年から続き、党勢拡大に成功した日本維新の会ですが、松井代表は会見で驚きの発言をしました。

日本維新の会は参院選で改選6議席から伸ばしたことに一定の手応えを感じつつも、与党大勝の見通しとなったことで今後に課題を残したと受け止めている。松井一郎代表(大阪市長)は10日夜、大阪市内で記者会見し、「結果を見れば力不足で、負けを認めざるを得ない」と表明。世代交代を図るため、今回の選挙を機に代表を辞任する意向を示した。

議席増について松井氏は「以前よりは力を頂けた。令和の時代に合う改革をしていく」と強調。今後の課題として党の足腰強化を挙げた。維新を含む改憲勢力が3分の2を超える勢いであることに関しては、「自民党は『安倍晋三元首相の遺志を引き継ぐ』と掲げ、大きな民意を得た。約束を守り、具体的な議論をしてほしい」と促した。
引用元 維新、議席増にも課題 松井代表、世代交代へ辞任表明【22参院選】

松井代表は議席を増やしたにも関わらず、『結果を見れば力不足で、負けを認めざるを得ない』と発言したのです。

松井代表が自身の進退に厳しい決断を下した一方で、自身への甘さも見せてしまった党首もいました。

議席減でも代表辞任を否定した泉代表。。。

松井代表の潔い進退表明を見ているとどうしても、甘いと思えてしまうのが立憲民主党の泉代表です。

立憲民主党で改選を迎えたのは23人でしたが、今回の参議院議員通常選挙で獲得できた議席数は17議席に留まりました。

野党第一党として明らかな敗北だと思いますが、泉代表はきっぱりと代表を辞任しない発言しています。

 立憲民主党の泉健太代表は10日、党本部で記者会見し、同日投開票の参院選での議席獲得が伸び悩んでいることについて「得票については当然ながら責任を負う立場にある」との認識を示したが、「代表を辞する考えはないのか」との問いに「はい」と答え、代表職にとどまる考えを示した。
引用元 立憲・泉代表「責任負う立場」、議席伸び悩み 辞任はしない考え

責任を負うとしながらも、代表の職を辞任するつもりはないと泉代表は発言していますが、どのように責任を取るつもりなのでしょうか。

立憲民主党の党勢が低迷していることは昨年の衆議院議員総選挙から続いていることです。枝野前代表から泉代表に党首が代っても、その傾向に何一つ変化はありませんでした。

潔く辞任する日本維新の会の松井代表の姿勢を見ていると、責任を負うとしながらも代表の職に留まろうとする立憲民主党の泉代表の姿勢には驚きしかありません。

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